【ベトナム】事前の準備で不安解消!子連れ海外旅行に役立つ持ち物・サービス

公開日 : 2023年11月28日
最終更新 :

ベトナムの首都ハノイは日本から飛行機でおよそ5時間。フライト時間的に子連れでも訪れやすい旅行先です。空港を出た瞬間のもわっとした多湿な空気、聞こえてくるベトナム語、客待ちをしているタクシードライバーからの熱烈な歓迎など、日本とは異なるすべてが子供にとって新鮮な体験です。今回はコロナ禍後初となる子連れの海外旅行! 少しでも快適な旅行にすべく筆者が事前に準備したこと・モノを紹介します。

航空会社はベトジェットを利用

©iStock fotoglee

旅行気分を盛り上げてくれる飛行機! ベトナムへはJAL、ANA、ベトナム航空も直行便がありますが、今回は予算重視の旅行ということでベトナムのLCC、ベトジェットを利用しました。

フルサービスキャリアのように飲食サービスや座席指定、預入手荷物は料金に含まれておらず別途有料。機内での楽しみ、エンターテイメント機器も付いておらずシートピッチもフルサービスキャリアと比べると狭いです。

ここまで聞くとベトジェットどうなの? と思うかもしれませんが、事前の対策である程度快適に過ごすことができます。

対策その1 ウェブチェックインを利用する

空港のチェックインカウンターは時間によって混みあうため、小さな子供を連れて行く場合は列に長時間並ぶのが大変です。
ベトジェットでは出発時刻の24時間前から60分前までにオンラインでチェックインをすることができ、空港によっては通常のチェックインカウンターに並ぶ必要が無いため時間短縮ができます。ウェブチェックイン完了後は「Bording Pass」が発行されます。

今回は預入手荷物があったので、成田空港とノイバイ国際空港での動き方を紹介します。

(成田空港)
通常のチェックインカウンターとは別に「ON LINE CHECK IN BAG DROP」と表示されたカウンターがあるので、そちらに進みましょう。パスポートと印刷したBording Passを提示すれば荷物を預けられます。

(ノイバイ国際空港)
ウェブチェックインをしていても通常のチェックインカウンターに並び荷物を預ける必要があります。事前に旅行記のブログでノイバイ国際空港ではスマホの画面でBording Passを見せても受け付けてもらえないという記事を見たため事前にプリントアウトしていたのですが、隣のカウンターの方はスマホの画面を見せて手続きしていました。公式HPでも「Web 搭乗券 (A4 用紙サイズ) を印刷してください」との記載があるので、念のためプリントアウトしておくと安心です。筆者はホテルのレセプションに依頼して紙で出してもらいました。

対策その2 スマホやタブレットに動画をダウンロード

fuluやNetflix、Amazon Primeなどで事前にお気に入りの映画やドラマをダウンロードしてくると機内エンターテイメントが無くても快適に過ごせます。日本からダウンロードしていく分には問題ありませんが、一部サービスで海外はサポート対象外のため現地で動画が落とせません。往復分を考えて多めに動画をダウンロードしていくことをおすすめします。

対策その3 空気で膨らませるフットレストで特等席に早変わり

子連れ旅行では子供がいかに快適に過ごせるかを考えるのが大人の重要なミッションです。

ベトナム旅行が決定して筆者がネット通販で購入したものが空気で膨らませるタイプのフットレスト! これをシートとシートポケットの間で膨らますと子供が足を置けるフラットな空間が完成。動画を見る際や寝る時に足を伸ばせるので重宝します。大人も体を少し斜めにすると足をのせられるので少しの間足を伸ばせます。

フットレストの設置に関しては航空会社によっては使用ができないため、事前に必ずご確認ください。また通行の妨げにならないよう、フットレストの使用は窓側の席または席の並びが「2・3・2」の機体の場合は窓側のほかに3人掛け席の真ん中のみでの使用となります。

対策その4 機内で食べるものを持ち込む

ベトジェットでは予約時に有料で食事を注文することができます。事前注文を忘れた場合は機内でも注文することができますが事前予約時より値段が上がります。

フライト時間が5時間程度ということもあり、私たちは事前に食事の注文をせず乗りこみ持参したお菓子などを食べていましたが、ここで誤算が発生。しょっぱい物を食べ、機内が乾燥していたこともあり思いのほか喉が渇き持ち込んだ水分だけでは足らなくなってしまいました。結果水を2本追加購入して10万ドン(約700円)でした。出国の際の手荷物検査でペットボトルの飲み物などは没収されますが、喉が渇きやすい方などは搭乗直前に多めに水分を確保することをおすすめします。

番外編

ノイバイ国際空港のキッズスペース
ノイバイ国際空港のキッズスペース

飛行機に乗る前はキッズスペースなどでたくさん遊ばせると機内でぐっすり寝てくれます。今回利用した成田空港第2ターミナル、ノイバイ国際空港ともに搭乗ゲート近くに子供を遊ばせるスペースがありました。

ベトジェット

空港からはホテルのピックアップサービスを利用

空港から町へ向かう車内
空港から町へ向かう車内

ベトナムに到着し、空港を一歩出るとたくさんのタクシードライバーからラブコールを受けます。タクシーはメーターがついているものが多いですがトラブルが多いこともまた事実。
今回は事前にホテルにピックアップサービスをお願いしていました。名前が書かれたプラカードを掲げてくれているのですぐに見つかります。空港から旧市街のホテルまで20ドル(宿泊費精算時に合算されて請求)で、配車アプリのGrabを利用するより少し割高でしたが、確実にトラブルなくホテルまで向かってくれるので子連れ旅行で利用すると安心です。後述しますが東南アジアを旅行する場合はGrabが便利です。私は今回の旅行で初めて利用しましたが、その便利さに感動しました!

SIMカードの利用が便利

4日間お世話になったSIMカード
4日間お世話になったSIMカード

筆者がこれまで海外旅行をする際は、毎回Wi-Fiをレンタルしていました。現地に到着してすぐに利用することができ、通信スピードも問題なかったため大変助かっていたのですが、ルーターを常に持ち歩く必要があり荷物が多くなりがちです。

海外SIMの存在は知っていましたがいざ利用してスマホのデータが消えたらどうしよう、設定ってどうやるんだろう、本当に現地の電波が通じるの? などの不安があり一歩踏み出せずにいましたが、子連れ旅行の場合どうしても荷物が多くなりがちなので、今回初めて海外SIMを使ってみることにしました。

購入までの流れ

空港の入国ゲートから出るとたくさんの両替店に混ざってSIMを販売している店があります。ホテルのピックアップサービスを待たせてしまっていることもあり、今回は特に料金の比較などせず目に留まった店でSIMを購入しました。

データ量の大きさや通話の有無などで料金が変わります。
筆者が利用したのは1日1GBで通話不可、4日間利用で25万ドン(約1600円)です。当初示されたプランが1日4GBの通話可能、4日間利用で35万ドン(約2500円)なので、スマホの使用頻度や目的に応じてプランを選びましょう。

プランが決まったらパスポートの提示を求められます。パスポートとスマホを渡すと慣れた手つきでSIMの差し込みや設定を全てやってくれるので安心です。5分もかからず利用可能な状態してくれます。スマホから抜き出した日本のSIMカードが返却されるので帰国時まで紛失しないよう注意しましょう。
町歩きの際に地図を確認したり、Grabでタクシーを手配した時に運転手との連絡がスムーズにできるなど滞在中とても重宝しました。

日本に帰国後は一度スマホの電源を切ってSIMカードを入れ替え、再び電源を入れると元の状態に戻ります。

配車アプリGrabを利用する

道が狭いので車に乗るときは注意
道が狭いので車に乗るときは注意

日本国内にいる時にアプリをダウンロードし、各種登録を済ませていました(クレジットカード情報の登録のみ現地でないとできません)。行き先とピックアップ場所を入力して車のタイプを選択すると数秒で近くにいるドライバーがヒットし、ピックアップ場所まで迎えに来てくれます。ドライバーが向かっている様子を地図上で確認でき、ナンバープレートも表示されているので車を見逃すということはありませんでした。

ホテルでクレジットカード情報を入力し、Grabの使い方を練習している際に誤ってそのまま配車完了まで進みNo Show扱いになり1万ドン(約70円)がチャージされるということがありました。利用する際はご注意ください。(ドライバーへは誤って注文した直後にチャットでキャンセルを伝えて了承してもらいました)

サービス利用後は登録しているメールアドレス宛に領収書のメールが届くので安心です。

Grab利用の4ステップ

【1】車かバイクを選択
【1】車かバイクを選択
【2】行き先を入力
【2】行き先を入力
【3】乗車場所を選択
【3】乗車場所を選択
【4】車種(またはバイクか)を選択して料金を確認後に予約
【4】車種(またはバイクか)を選択して料金を確認後に予約

Grabアプリ

海外旅行保険に加入

隙間があればすり抜けていくバイク。交通事故に注意
隙間があればすり抜けていくバイク。交通事故に注意

子供を連れての旅行はどうしても怪我や病気などのリスクを考えてしまいます。クレジットカード付帯の保険もありますが、今回は念には念をということで保険会社の海外旅行保険に加入しました。補償内容や金額など、保険会社により異なるのでニーズにマッチしたプランを選びましょう。

子供を連れて海外旅行に行くのは初めてのことで内心ドキドキしていましたが、ハノイの方たちは子供好きの方が多いようでホテルやレストランの店員だけではなく路上のカフェでくつろいでいる年配の方なども気さくに声をかけたり握手をしたり子供と触れ合ってくれました。ただ、旧市街は道が狭く交通量がとても多いので町歩きの際は必ず子供と手を繋ぎ飛び出さないように注意しましょう。ハノイ観光編はまた別記事で。

筆者

地球の歩き方 加藤

海外は東南アジアでの出現率が高めです。

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