台湾ファミリーマート！Fami!ce（ファミアイス）や自社ブランドなど魅力を徹底解説

2013年に販売開始されたFami!ce。売上総額50億元（約237億円）、購入者数延べ1億5千万人。もはやファミマの代名詞ともいえる主力商品です。ちなみにFami!ceは日本のソフトクリームサーバーメーカー「Nissei」のものを使用しています。

Fami!ce購入の50％は40歳以上といわれており、世代を問わず大人気！新フレーバーが出るたび、在台邦人の間でも話題になります。この10年で100種類ものフレーバーが登場しました。台湾らしいフレーバーといえば、マンゴー、パパイヤミルク、スイカ、東方美人、鉄観音など。変わり種でバニラに青花椒オイルをかけたもの（火鍋店「青花驕」とのコラボ）やコーンポスープ味なんてのも。変わり種と聞くと少し抵抗があるかもしれませんが、さすが10年も続くFami!ceシリーズ。騙されたと思って食べてみてください。特に嵜本ベーカリー監修のコーンスープ味は冷製スープという感じで絶品でした。また販売されないかなあと切に願っています。

環境を意識し、シンプルな原材料、添加物は最小限に抑えて作られたFamiCollectionシリーズ。100社以上の協力メーカーに声を掛け、数々の試作を重ね、2013年に自社ブランド商品が誕生しました。ここ最近ではデザインが一新され、「F」の文字が目立つようになっています。これは滞在時間が短いコンビニで、いかに自社商品を手に取ってもらえるようにするか、熟考を重ねた結果だそうです。

では、FamiCollectionにはどのようなものがあるのでしょうか。まずは何といってもドリンクです。とにかく種類が豊富なのです。お茶だけでも数種類。しかも茶葉入りで本格的なのがうれしいポイント！

たっぷりの茶葉！

そして、筆者が全力でオススメしたいのが、スイカジュースです。もう何度リピートしたか分かりません笑
混ぜ物一切なしの100％スイカジュース！飲むとスイカそのもので濃厚です。10月頃まで販売されていますので、台湾旅行の際にはぜひお試しください。

グァバやマンゴーのビターチョコも新発売！板チョコにドライグァバやドライマンゴーがあしらわれたものが発売されました。台湾フルーツのチョコもお土産によさそうですね。チョコ以外にもグミやポップコーン、さつまいもチップスなど充実のラインナップです。

台湾のファミマでは年中焼き芋が売られています。ファミマの焼き芋、実は2007年から15年以上続くロングセラー商品なのです。販売に使われているのは台農57号という品種。甘くて口当たりのよい食感で、品質も安定してるのが特徴です。また一年を通して収穫が可能なため、コンビニでの販売に適しているのでしょう。ホクホクの焼き芋はお腹も心も満たしてくれます。重量に応じて値段は変わりますが、小さいものだと25元（約118円）で購入できます。台湾4大コンビニの中でファミマの焼き芋が一番おいしいとの声も。食べる価値アリです！

ファミマのスローガン、全家就是你家は「ファミマはあなたの家」の意。家のような居心地のいい空間という意味もあるのかもしれませんが、実はこれ、ファミマ6大責務の頭文字を取ったものなのです。

「全」年無休，永遠即時回應問題（年中無休、いつでもすぐに回答します）
「家」家全家店舖維持整潔、明亮、安全（店舗は清潔、明るく、安全に保ちます）
「就」要主動說聲歡迎光臨，傳遞溫暖與人情味（率先して「いらっしゃいませ」と挨拶をし、おもてなしをします）
「是」不斷推陳出新的生活便利屋（新しいものを作り出すコンビニであり続けます）
「你」能在全家買到新鮮且豐富的商品（新鮮で豊富な商品が購入できます）
「家」家戶戶可依靠的社區服務站（すべての家庭が頼れる地域のサービスステーションです）

「ファミマはあなたの家」は日本のファミマのコーポレートメッセージ「あなたと、コンビに、ファミリーマート」に通ずるところがあるような気もしますね。

台湾ファミマは台湾に35年以上根ざしており、自社ブランドをはじめ長年支持されているファミアイスや焼き芋などの人気商品がたくさん。単なる便利なお店というだけではなく、居心地のよい空間でもあります。旅の途中にふらり立ち寄るもよし、お土産をゆっくり吟味しに訪れるもよし。日本のファミマとの違いを楽しんでみてくださいね。台湾ファミマの魅力が伝わるとうれしいです。

（ライター：地球の歩き方特派員みみ）