![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_094221_43ab9ac0_w1920.jpg)
【5日目】グリンデルワルトのもうひとつの展望台・フィルストとインターラーケン
ウインターシーズンのスイスを巡る旅。明日は空港への移動日なので、実質取材は最終日です。昨日はグリンデルワルト観光最大の目玉であるアイガー・エクスプレスに乗車し、ユングフラウヨッホへ向かいましたが、今日は谷の反対側に位置するもうひとつの展望台、フィルストと、ユングフラウ地方の玄関口、インターラーケンの冬の様子をお届けします。
町から直結!アクティビティ満載のもうひとつの展望台
![夏の好天時にはこんな絶景が!](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_164643_43c0a16f_w1920.jpg)
フィルストは昨日巡ったユングフラウヨッホと、グリンデルワルトの町を挟んだ谷の向かいにある展望台です。アイガー以外にも、バッハアルプゼーなどのハイキングコースから見えるシュレックホルンなどの山々(町からは見えません)、さらに美しいお花畑に囲まれ歩けば充実感に浸れるでしょう。
![フィルストへのロープウェイ乗り場はホテルから徒歩アクセス可能です。今日はグリンデルワルトを案内してくださったガイドさんの愛犬・デイジーも一緒](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_164837_f7661f9b_w1920.jpg)
![カメラを向けると自然とポーズを取ってくれる素敵なわんちゃんです](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_165002_32d27c54_w1920.jpg)
グリンデルワルトの町中からロープウェイで簡単にアクセスできるので、ベルグヴェルトホテルからは4、5分で乗り場まで到着。
![麓で雪と遊ぶ子供を見ながら高度を上げていきます](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_165225_169f8f2b_w1920.jpg)
![さすがにアイガー・エクスプレスに比べるとこじんまりしています](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_165303_79205eeb_w1920.jpg)
フィルストは夏のハイキングや、冬はスキーなどのアドベンチャーが有名。通年楽しめるフィルストの崖の横を歩いていく「クリフ・ウォーク」や、最速で80km以上のスピードで山を駆け抜けるアトラクション「フィルスト・イーグル・グライダー」「フィルスト・フライヤー」は記憶に残る体験になるでしょう。
![今日も残念ながら悪天候です……デイジーが先導してくれます](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_165642_0ce0c9f8_w1920.jpg)
今回取材で訪れたのはまだ展望台が正式にオープンする前。除雪も済んでいないなか、まずはなにはともあれ、クリフ・ウォークを目指して歩いていきます。
本来、ゴンドラからクリフ・ウォークからは歩いてすぐですが、除雪もあまりされていないので、がんばって歩いていきます。登山靴で来てよかった……。
![クリフ・ウォークの入口付近。本当に通路が崖にはりついているよう。この高度感はスリランカのシーギリヤ以来ですが、こちらスイスの足場は安心感があります](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_165842_a19ccb57_w1920.jpg)
![崖の突端へ。下を見てはいけません](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_170114_a08eb8f4_w1920.jpg)
![小屋付近のいちばん崖にせり出した部分。視界がないと軽いホワイトアウトで足元がふわふわします](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_170135_943b243f_w1920.jpg)
私は登山が趣味なのですが、観覧車やゴンドラなど、地面と離れている乗り物は全般的に苦手です。内心ヒヤヒヤしながら先端へと向かいます。天気は視界がなくなるほどではないのですが、たまに視界が開ける瞬間があります。
![厳しい風景ですが、時間と装備があればぜひ歩いてみたいカッコいい景色でした](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_170300_e88e49e0_w1920.jpg)
![次は崖の下から見えていた展望台へ、と思ったのですが、こちらがまだ除雪がされておらず、まさかのラッセルに……。デイジーとも協力しながら進んで行きます](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_170621_799ca603_w1920.jpg)
![崖の先端から見た展望台の様子。上が展望台、下が歩いてきた崖。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_170710_0b27d301_w1920.jpg)
展望台への道を切り開いたごほうびか、一瞬雲が切れてくれました
![天国への階段みたいでした(落ちたらダメですが)。こんな景色がロープウェイに乗るだけで眺められるのは本当にすごい!](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_173731_0c166067_w1920.jpg)
もし、除雪が済んでいたらフライヤー体験もできたそうなのですが、残念ながら今回はパス。山小屋でスープとパンの簡単な食事をいただいて、いそいそと退散します。宿題がまたひとつ増えました。
![オートミールや野菜が入ったヘルシーなスープ。今回の旅のご飯はどれも全部おいしかったのですが、特にスープは感動しました。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_173952_7e3b01a0_w1920.jpg)
山から下山したらグリンデルワルトでの時間はもう残りわずか。
天気には恵まれませんでしたが、素敵なホテルや食事、町そのものが観光地のグリンデルワルトはスキーを持って再び訪れたいと思える場所でした。
![駅までの道歩きをたのしみ、グリンデルワルト駅へ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_174130_2165a71c_w1920.jpg)
グリンデルワルトの玄関口・インターラーケン
グリンデルワルトの山々から流れだした川に沿うように列車は高度を落とし、インターラーケンの町へ降りてきました。
![インターラーケン・オスト(東)駅に到着。雪の量がずいぶん違います。インターラーケンは町の西(ヴェスト)にも駅があります。徒歩でも20分ほどかかるので、注意したいところ。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240221_174247_bd4b7cbb_w1920.jpg)
インターラーケンはグリンデルワルトの玄関口となる町でリゾートとして栄えてきました。電車で30分ほどでグリンデルワルトまで着くことができるため、ユングフラウやフィルストで軽いハイキングをして戻ってくるくらいのルートなら、インターラーケン泊にして日帰り往復でもOK。
お土産屋や大きいスーパー、レストランなども多いため、充実した時間が過ごせる町でしょう。
![インターラーケンは「湖の間」という意味の町。ブリエンツ湖からトゥーン湖に向かう川の流れに沿って町の中心地に向かいます。この眺めを楽しみたい方は後ろに見える登山鉄道・ハーダーバーンに乗車して、展望台であるハーダークルムHarder Kulmを訪れるのがオススメです。](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_101829_444015ae_w1920.jpg)
インターラーケンのおみやげ屋を巡る
![オシャレなディスプレイの店も多い。人気のギフトショップHeimatwerk Interlaken](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_102641_4e5d435c_w1920.jpg)
今日はこの旅の実質最終日。インターラーケンの町をおみやげを探しながら歩いていきます。グリンデルワルトよりも大きい町なので、色々なおみやげを探したい方はインターラーケンで探すのが良いでしょう。
スイスメードの素敵な小物が揃う老舗おみやげ店アルバート・シルト
町をひと通りめぐってすっかりファンになったスーパー・ニグロなどの位置もつかんだら、本日のホテル、メトロポールへチェックイン。さっそくお土産屋巡りスタートです。
まず向かったのは、1898年創業で現在4代目が経営する老舗お土産店「アルバート・シルト」に。
こちらは木工のおみやげや品質の高いカバンや小物中心の高級感あるおみやげ屋です。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_112438_dc5b6847_w1920.jpg)
郵便局で使用されていた帆布を再利用したカバン(上から2段目左)や、スイス軍が利用したブランケットをカバンに加工したものなど、旅の思い出にはピッタリの商品が並んでいます。
他にも工芸品やアート、チーズ包丁などスイスならではのおみやげがたくさん、キーホルダーやポストカードなど、手ごろな価格のものもあるので、冷やかしてるだけでも楽しいのでおすすめです。
アルバート・シルト Albert Schild AG swiss souvenir
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_113120_b383eeda_w1920.jpg)
- 住所
- Bahnhofstrasse 19, Interlaken
- 営業時間
-
月~金9:00~12:30、13:30~19:00
土・日10:00~12:30、13:30~19:00
リンツの山盛りを量り売りで!トップオブヨーロッパ フラッグシップストア
![チーズケーキ味は旅行時、まだ日本未発売でした](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_113835_a52d77e3_w1920.jpg)
ホテルメトロポールと同じビルにテナントとして入っているおみやげ屋が「トップオブヨーロッパ フラッグシップストア」です。ここはスイスのお土産なら食べ物だろうが服だろうがなんでも揃う、いちばんフロアが広いおみやげ屋ですが、目玉はリンツのチョコレートとアーミーナイフでしょう。私はすでにアーミーナイフは持っているので、今回はチョコレートを買いました。
現地のスタッフの方の話によると、スイス、ヨーロッパで売られているチョコレートは日本などアジア圏で作られているものとは違う工場で作られているのが魅力、だそう。(牛乳などの原料も違うそうです)
ここでいろんな味のアソートを購入して、食べ比べなどをしてみるのも楽しいかもしれませんね。グリンデルワルトで楽しんだ食後酒のいろいろな味が入った詰め合わせなども売っており、おみやげ向きでつい買ってしまいました。
スイスのスイーツは日本でも人気ですが、やはりリンドールは鉄板。ここに、あとひとつ追加するなら、スイスで有名なマカロンの店、シュプルングリConfiserie Sprüngliをおすすめします。リンツもシュプルングリもチューリッヒの市街や空港に店舗が入っているので、帰国の直前でも購入可能。ぜひお試しください。
トップ・オブ・ヨーロッパ フラッグシップストア
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_115907_2b8f5762_w1920.jpg)
- 住所
- Höheweg 35, Interlaken
- 休業日
- なし
- 営業時間
- 10:00~19:00
ラストはミグロでチーズをまとめ買い
![入口には自宅に買って帰る用のクリスマスツリーが多く置かれており、シーズンを感じます](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_121453_4a6d6ee1_w1920.jpg)
購入したお土産をそそくさと部屋に投げ込んだら最後はマイフェイバリットスーパー・ミグロに向かいます。ヴェスト(西)駅横にあるミグロは大きな店舗で、それぞれの商品の売り場面積も広いのが魅力。
買おうと決めていたのはチーズだったので、まっすぐチーズ売り場に向かいます。
![説明書きも読めないのですが、気になるチーズをまとめてジャケ買い](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_121632_be7482ab_w1920.jpg)
今回のスイスの旅では、食事にとても恵まれていたのですが、肉、チーズ、ワインは最後までどれもおいしかったです。物価がとても高いスイスですが、チーズなら日本よりも割安で現地ならではのおいしいものが手に入ります。COOP、ミグロ以外にもチーズ屋さんがありますが、今回はお世話になった経緯を表してミグロでまとめ買い。帰国後食べましたが、味に合わせていろいろな料理に使えてとても満足でした。
![チューリッヒ、インターラーケンまでのおみやげ。日本でも小箱で見かける飴Ricolaもスイスブランド。旅行中にファンになってしまったRivellaもお土産にしました](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_122152_f3ef4694_w1920.jpg)
![ワインだけでなく、地元のビールも旅の楽しみです](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_123143_6592eadb_w1920.jpg)
![無事おみやげも購入し終わったので、ホテル近くのビエールハウス(ビアホール)で祝杯。レストランに入ってしまうとその価格に驚きますが、ビアホールならビールもお手頃で、食事も安く楽しめる店も多いため、ひとり飲みにもおすすめ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3005000/3004729/20240312_122922_2ee92bc8_w1920.jpg)
次の日は朝から電車でチューリッヒ空港に向かうだけ。
残念ながら天気には恵まれませんでしたが、クリスマスの装いが素敵なスイスを楽しむことができました。
世界でも有数の物価の高さを誇るスイスですが、夏のハイキングシーズンだけでなく、冬の姿も魅力的。
このシーズンだけ見られる風景や食事を楽しみに来てください。
※今回の取材は、チューリヒ観光局/Zürich Tourismus、ユングフラウ鉄道グループ/Jungfraubahnen Management AG、グリンデルワルト観光局/Grindelwald Tourismus、スイス政府観光局/Switzerland Tourismの協力の元、作成されました。この場を借りて感謝致します。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10139/20221115_110502_adcd7698_w320.jpg)
筆者
上原 康仁
登山関連情報の発信が多いです。
【記載内容について】
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掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
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