グールワとクーロン国立公園

グールワは、オーストラリア最大の大河マレー川河口にあるアレキサンドリナ湖Lake Alexandrina に面した町だ。かつては、内陸への物資輸送を行う蒸気機関車と海上輸送を行う船の荷の積み下ろし場所として栄えていた。現在は、観光的には、マレー川河口に広がる約5 万ha もの面積をもつクーロン国立公園へのゲートウェイとして知られている。　クーロン国立公園は、マレー川が大海に注ぐ場所に堆積してできた大砂丘とビーチ（実に145km もの長さをもつ）、そして砂丘が海と川を挟むようにしてできたラグーンからなり、独特の自然景観を有する場所。砂丘地帯には実に275 種もの植物が自生し、水辺にはペリカンをはじめ200 種を超える水鳥たちが集まる。クーロン国立公園を満喫できるようスピリット・オブ・クーロン・クルーズSpirit of the CoorongCruises がツアーを催行している。ラグーンをクルーズし、マレー川河口や大砂丘をエコガイドとともにブッシュウオーキングし、ペリカンポイントなどで水鳥を観察するといった内容。ウオーキング中、生えている植物を食べるブッシュタッカー体験ができる。クルーズはグールワの港から専用バスでヒンドマーシュ島HindmarshIs. の船着場まで行き、そこから出発する。