ハイデンとウェーブロック

Hyden & Wave Rock

パースから東へ約320km、ウィートベルト地域の中心となるのがハイデン。1920年代から牧畜や小麦栽培などが行われてきた町で、町の入口には開拓時代から現在にいたるまでの様子をブリキの人形で再現したオブジェもある。 

ハイデンを訪れる最大の目的は、町の郊外にある自然が造り出したオブジェ、ウェーブロック観光だ。高さ15mもの巨大な波が、あたかも一瞬にして固まってしまったように見える奇岩だ。岩肌に沿って縦に入った無数のラインが、時間が止まったように見える光景をよりリアルに感じさせる。この奇岩は花崗岩でできており、一定の方向から吹いてくる風、その風が運んできた砂、雨、そして熱が表面を浸食し、1世紀にほんのわずかのペースで岩が削られてできあがったものだ。そして、あの特徴的で鮮明な縞模様は、何百万年にわたって降った雨の結末ともいえ、雨水のなかに含まれる化学沈殿物が傾斜している岩の表面に流れ込んでできたものである。端にある階段からウェーブロックの上に上ると、広大なすばらしい眺めを見ることができる。 

またウェーブロックの周りには、カバがアクビをしたような形の巨岩ヒッポズヨーンThe Hippo's Yawn、先住民の壁画が残る洞窟マルカズケーブMulka's Caveなどの見どころもある。

写真

  • ウェーブロックから徒歩5分ほどの所にあるヒッポズヨーン

    ウェーブロックから徒歩5分ほどの所にあるヒッポズヨーン

  • ハイデンの入口の公園にある歴史を説明するブリキのオブジェ

    ハイデンの入口の公園にある歴史を説明するブリキのオブジェ

  • マルカズケーブに残されている先住民の手形

    マルカズケーブに残されている先住民の手形

基本情報

アクセス
ウェーブロックへは、パース発のツアーで訪れるのが一般的。レンタカー利用の場合は、距離があるので片道約4 時間のドライブを覚悟しなければならない。その場合はハイデンに宿泊するのがおすすめだ。
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