モニュメントバレー

Monument Valley

大荒野に現れる神々しい巨岩群

“アメリカの原風景”ともいわれるモニュメントバレーは、グランドキャニオンの北東、ユタ州とアリゾナ州の州境付近にある。ここは、ナバホ族居留地内で、“Monument Valley NavajoTribal Park”が正式名称。ナバホの人々が管理、運営するナバホの人々のための公園だ。抜けるような青空と赤茶けた広漠たる荒れ野に立つビュートbutte(残丘)のコントラストが印象的。

モニュメントバレーへの行き方Access
ラスベガスから車で訪れると片道7〜8時間かかるので、ツアーに参加するのがベスト。日帰り、もしくはグランドキャニオンやアンテロープキャニオンと合わせた1〜2泊のツアーなど、さまざまなものがあるが、できれば現地で1泊したい。日の出と日没は特にすばらしく、一生の思い出になるはずだ。

モニュメントバレーの歩き方Getting Around
園内にあるビジターセンターが観光の拠点。3つのビュートが並ぶおなじみの風景はここからのもの。なお、バレー内は未舗装で路面の状況が不安定だ。ラスベガスからツアーで訪れる場合は、バレードライブ(→P.266)を走るツアーが含まれているコースを選ぼう。

モニュメントバレーの見どころSightseeing
ビュートの間をぬって走る迫力満点のドライブバレードライブValley Drive
バレー内にある全長17マイルの未舗装道路。荒野へと続く道の先には、ジョン・フォード監督が西部劇を撮った地点、ジョン・フォード・ポイントJohn Ford’s Pointや、ラクダが休んでいるように見えるキャメルビュートCamel Butte、3人の修道女を連想させるスリーシスターズThree Sistersのほか、いくつもの岩のアーチなどが点在する。 普通車でも走ることができるが凹凸が激しく、乾いているときには砂ぼこりがひどいし、雨が降るとぬかるんでタイヤがスタックしてしまう。園内の駐車場にジープツアーのカウンターが出ているので、あたってみるといい。

ハイライトは映画に関する展示物
グールディングス交易博物館Goulding’s Trading Post Museum園
内ではなく、US-163の反対側にあるグールディングス・ロッジの横にある博物館。1920年代の交易所を復元した部屋やナバホの暮らしを記録した写真の展示、モニュメントバレーで撮影されたジョン・フォードの映画に関する展示を行っている。

写真

  • ナバホ族の文化に触れられる

    ナバホ族の文化に触れられる

  • 開放的なジープだが、走行中の砂塵に悩まされる

    開放的なジープだが、走行中の砂塵に悩まされる

  • 映画撮影の様子を知ることができる

    映画撮影の様子を知ることができる

基本情報

電話番号
(928)871-6647
入園料
1人$8(17マイルループのドライブのみ)。バックカントリーは1人$15。支払いはクレジットカードで。現金不可。
バレードライブ
営業時間
4〜9月毎日7:00〜18:00、10〜3月毎日8:00〜16:00
定休日
感謝祭、12/25、1/1
車でのアクセス
US-163 から園内に入り、約4マイル走った突き当たりにビジターセンターがある。
アルコール禁止! ナバホ族居留地内では飲酒はもちろん、アルコールの持ち込みも禁止なので注意を。
ラスベガス発のツアー
ナバホ族の文化を体験
現地のツアー催行会社Simpson's Trailhandler では、ホーガンHoganと呼ばれるナバホ族の伝統式住居に泊まるプランを販売。半球形の木組みを赤土で覆った住居に宿泊する。モニュメントバレー発着のジープツアー(サンセットとサンライズ)、ホーガン宿泊、キャンプファイアーと伝統ダンス観賞、夕・朝食付きで$250〜。E-mail
無料電話番号
(1-888)723-6236
バレードライブのジープツアー

さまざまなツアー会社があるが、内容や料金に大差はない。バレードライブをバンで走り、数ヵ所のビューポイントでストップする。目安は1時間30 分$70 〜 85、2 時間30分$60〜90、サンライズ$80〜100やサンセットツアー$70 〜 90 など。一般車が立ち入れないミステリーバレーへのツアー($75〜110)も人気。
グールディングス交易博物館
無料電話番号
(1-866)313-9769
開館時間
毎日8:00〜17:00(季節によって変動あり。事前に確認を)
料金
無料
最終更新 :

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