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2020年、注目の旅先へ

ポーランド

中央ヨーロッパにあるポーランドには、中世から続く歴史的な町がたくさん。カラフルな旧市街にさまざまな妖精が暮らすヴロツワフは、今注目の旅先No.1! ワルシャワやクラクフだけじゃない、かわいいポーランドを探そう。

シロンクス地方の中心地Wrocław ヴロツワフ

ポーランド西部にあるヴロツワフは、かつてこの地方を支配したドイツやボヘミアなどさまざまな文化が混じり合う、シロンクス地方の中心地。オドラ川を挟んだ南側が中世からの町並みが残る旧市街、川の北側は聖ヨハネ大聖堂が建つオストルフ・トゥムスキというヴロツワフで最も古い地区になっている。川には美しい橋が渡され、夏にはリバークルーズも楽しめる。

Wrocław ヴロツワフ 1

1 色とりどりの建物が並ぶ旧市場広場

妖精の住む町

ヴロツワフの町を彩るのが、そこかしこにある妖精(ドワーフ)の像。旧市街を中心に400体弱の像が設置されており、すべて姿形が違う。1体1体に名前が付けられており、職業もさまざま。町を歩けば次々と見つかるので、テンションアップ間違いなし! 観光案内所そばに“観光客”、オペラ劇場前に“オペラ歌手”など、関連のある場所にいるので、探してみよう。各ドワーフの場所や名前は、ウェブサイト(krasnale.pl)でチェックできる。

妖精の住む町 1
妖精の住む町 2
妖精の住む町 3

1 僕、旅行者。観光案内所の前にいるよ 2 おいら、煙突掃除人!3 メッセージ性の高いドワーフもおるぞ

夏と冬の旧市街を歩く

旧市街の中心となるのは、13世紀半ばに造られた旧市場広場。中央には後期ゴシック様式の市庁舎が建っている(現在はアート博物館)。広場を囲んで色とりどりの建物が並び、それぞれホテルやレストラン、カフェとして利用されている。旧市街広場からもほど近い聖エルジュビェタ教会の裏手には小さなショップが続くアーケードがあったりと、そぞろ歩きが楽しい。クリスマスシーズンには旧市場広場に大きなツリーが出て、周辺ではクリスマスマーケットが行われる。

クリスマスマーケット 1

1 クリスマスマーケット ヴロツワフのクリスマスマーケットは、ポーランド 最大の規模。旧市場広場にはクリスマスグッズや地元グルメの屋台がひしめき、1日中大にぎわい! シーズンは毎年11月下旬~12月まで。

ひと足延ばして陶器の里ボレスワヴィエツへ

近年、日本でも大人気のポーランド陶器。その代表であるボレスワヴィエツ陶器の生産地が、ヴロツワフの近郊にある。町の周辺には工場併設のショップがたくさんあり、お得に買い物できるチャンス。ボレスワヴィエツ最大の陶器メーカーのひとつであるマヌファクトゥーラでは、工房見学ができるほか、アウトレットも併設している。

陶器の里ボレスワヴィエツ 1
陶器の里ボレスワヴィエツ 2

1 陶器市開催中は、旧市街広場に各メーカーの屋台が勢揃い! 2 マヌファクトゥーラ陶器工房では、絵付けの様子などを見られる

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日本からのアクセス

日本からワルシャワ・ショパン空港まで直行便で11時間30分~。ワルシャワからヴロツワフへは飛行機で約1時間、鉄道で3時間30分~6時間、バスだと4時間20分~。
ヴロツワフからボレスワヴィエツへは、鉄道で1時間30分〜。