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皆さん、こんにちは!
さて、今回は、お知らせです!
今年は、3月28日の土曜日から29日の日曜日にサマータイム(夏時間)が実施されます。
イタリア時間の夜中2時に一時間進んで3時になります。
寝ている間に一時間早くなりますので、感覚があまり湧きませんが、
これで再び日本との時差は7時間差(日本が7時間早い)になり、10月末までの7か月間続きます。
でも、現在日本ではサマータイムがないため、馴染みがイマイチだと思います。
もともと、18世紀にベンジャミン・フランクリンが考え出したのですが、当時は時計の針は一切動かさずに、早寝早起きだけを提案したので、結局この案は受け入れてもらえず、その後、今のサマータイムの方式を考えたのがイギリスの建築業者であったウィリアム・ウィレットでした。
そして、実際に実行したのが第一次世界大戦中にドイツが、続いてイギリスもサマータイムを導入しました。
それがきっかけで、世界中がサマータイムのシステムを試みました。
しかしながら、国によってはバラバラで一度も実践したことがなかったり、または実施したけれど、現在は廃止になったり、またいったん止めて再び続けたりしています。
実は日本も第二次世界大戦後、占領軍の施政下にあった1948年〜1951年の間のみ実施されていました。
さて、サマータイムのメリットと言われているのは、節約、エコ!!!
日が長くなれば、明るい時間を有効に使えるために照明の節約になります。
そして、日中の活動時間が増えることによって交通事故や犯罪発生率の低下、経済の活
性化にもなり、午後の日照時間が増えることによる余暇の充実も考えられます。
でも、反対意見では、夏場では、日が長くなることで、クーラーなどの電気代がアップ
し、現在の温暖化では節約どころかかえって電気代がかかってしまうのではと考えがちですが、実際の毎年の調査によりますと、トータルすれば電気会社は約9000万ユーロの節約になっているそうです。
ただ、最近では年に一度の変更だけでなく、もっと取り入ればさらに節約できると言われています。
しかしながら、そんなに時間をコロコロ変更すると、人間のメンタルが追いついていけないのではと疑問の声もあります。
イタリアは今年もサマータイムを一回のみ実施します。
個人的には、時間が変更になった日は、朝起きてすぐに家にある時計を一時間早くして、テレビや携帯も確認しできるだけ早く慣れていくことでしょうか?!
それから、うっかりして約束の時間を間違わないようにと少し用心する程度ですね!
町にある時計はバラバラでほとんど時間があっていませんので、腕時計や携帯で確認されたほうがいいと思います。
この時期に旅行へ来られるときにはくれぐれも待ち合わせ時間などにご注意くださいね!
春になり、ここラ・スぺツィアはトレッキングの季節になりました。
一度、ハイキングへぜひお越しください!
日も長くなって空気もよく気持ちがいいですよ!
ケイコ