コロッセオ/アンフィテアトロ・フラヴィオ
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ヴァティカン(バチカン)は、ローマ市内に位置する世界最小の独立国であり、国全体が世界遺産として登録されている特別な場所だ。カトリック教会の総本山であるこの地は、信仰心をもつ人々だけでなく、文化や芸術を愛する旅行者にとっても外せないスポットである。わずか44ヘクタールの広さながら、歴史、芸術、宗教が凝縮された魅力あふれる場所であり、1日では足りないほど見どころが詰まっているのだ。サン・ピエトロ大聖堂の壮麗な姿、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの名作、そしてヴァティカン美術館の豊富なコレクションなど、どれも見る人を魅了する。この国を訪れることは、単なる観光ではなく、歴史と信仰の深みに触れる特別な経験となるだろう。
イタリア北部に位置するミラノは、世界的なファッションの発信地として知られるが、歴史的建造物や芸術作品が数多く残る都市でもある。また、忘れてはならないのが、スカラ座でオペラを鑑賞すること。オペラの殿堂での体験は一生の思い出になるはず。さらに、ミラノはイタリア経済の中心地として栄える大都市で、レストランには事欠かない。多種多様なグルメを楽しむこともできるのもおすすめのポイント。多面的な魅力があるのがミラノの特徴だ。
花の都フィレンツェは、屋根のない美術館と称される芸術の町。ここでは、ダヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェリなどの偉大な芸術家や建築家の作品が今もいたるところで息づき、時を超えて人々を魅了している。また、赤いドームが目を引くドゥオーモやアルノ川に架かるヴェッキオ橋など、美しい建造物も必見。さらに、地元のワインやチーズ、オリーブオイルを使った料理は絶品。芸術だけでなく、食文化においても深い感動を得ることができるだろう。
水の都として知られるヴェネチアは、町なかを運河が流れ、おもな交通手段は車ではなくゴンドラやボート。ゴンドラに乗って町を巡れば、まるで絵画のように美しい町並みを見ることができる。カーニバルやレガッタなど伝統的なイベントが開催されると、町はさらににぎわいを見せる。ヴェネチアの魅力に心を奪われ、何度でも足を運びたくなるはず。
ナポリは、地中海に面した美しい町。古代ローマの遺跡や、中世の教会、バロック様式の建築物が点在し、歩くだけでその豊かな文化を感じることができる。また、ナポリは美食の都としても名高い。ピッツァやピッツァ・フリットなどの定番に加えて、デザートにババやスフォリアテッレを味わってみよう。ナポリの魅力は、町全体がもつ活気と情熱にある。旅人にとって、このエネルギッシュな町は、一度訪れれば忘れられない思い出となるだろう。
数々の歴史の舞台となったローマには、コロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオンなどの古代遺跡が数多く残されている。町を歩いていると、まるでタイムトラベルをしているかのような感覚になる。古代の建築技術の高さやその装飾の美しさはもちろん、それらの背景にある歴史を知ることで、より深い感動を得られるだろう。
フィレンツェはルネサンスの発祥地として知られる。町全体がまるでひとつの大きな美術館のようで、ドゥオーモやシニョリーア広場を歩くだけでも芸術の香りに包まれるだろう。ウッフィツィ美術館のミケランジェロやダ・ヴィンチ、ラファエロ、ジョットなどの傑作、アカデミア美術館にあるオリジナルの『ダヴィデ像』は必見。
世界中で愛されているイタリア料理だが、現地で味わうピザやパスタは格別。地方ごとに郷土料理があり、多彩なグルメを楽しむことができる。魚介類や野菜など地中海の恵みをふんだんに使った料理を、イタリアのワインとともに堪能しよう。
イタリアには絶景スポットも多い。アマルフィ海岸の断崖絶壁に広がる町並みや、トスカーナのなだらかな丘陵地帯に広がるブドウ畑、ドロミテ山塊の雄大な風景や山々に囲まれた美しい湖など、自然が作り出した景観とそこに調和した人々の営みを見ることができる。
ミラノはファッションの中心地であり、高級ブランドのショップが軒を連ねる。年2回開催される世界的なファッションショーではブランドの新作が披露されることでも有名だ。セレクトショップやビンテージアイテムを扱うショップもあるので、最新のファッションに触れながらお気に入りのスタイルを見つけてみよう。
イタリア共和国
約30万1328平方キロメートル
約5885万人
ローマ
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教。
イタリア語。地域によりドイツ語、フランス語。
ユーロ(EURO、EUR)、補助単位はセント(CENT)。
1ユーロ=164円(2024年10月現在)
90日以内の観光目的の滞在ならビザは不要。
シェンゲン協定加盟国を出国する日から3ヵ月以上の残存有効期間が必要。
税関を通過する際、無作為に抽出された人に対して検査が実施される場合がある。
日本からローマへの直行便が運航しており、所要時間は約15時間。2024年10月現在、直行便を運航しているのはITAエアウェイズのみ。
イタリアは南北に長いため、地域によって差がある。日本の気候と似て四季がある。夏は気温が高いが湿度は低く、冬は気温が低く湿度も低い。冬は雨の日が多くなる傾向。
以下は一般的な営業時間の目安。昼休みが長い傾向がある。
月~金曜の8:30~13:30、15:00~16:30。土・日曜、祝日は休業。
月~土曜の10:00~19:30。日曜、祝日は休業する店が多い。
昼食12:00~15:00、夕食19:00~22:00。
国際電話番号(010)+イタリアの国番号(39)+相手先の電話番号(頭の0は取らない)
国際電話番号(00)+日本の国番号(81)++相手先の電話番号(頭の0は取る、市外局番も取る)
イタリアと日本の時差は8時間で、日本のほうが8時間進んでいる。サマータイム実施中は7時間の時差になり、実施期間は3月の最終日曜~10月の最終土曜。
(※)は移動祝祭日で、年によって異なる。(◎)は守護聖人の祝日。
1月1日 元日
1月6日 主顕節
4月20日 イースター ※
4月21日 イースターマンデー ※
4月25日 解放記念日
4月25日 ヴェネツィア ◎
5月1日 メーデー
6月2日 共和国記念日
6月24日 フィレンツェ、ジェノヴァ、トリノ ◎
6月29日 ローマ ◎
7月15日 パレルモ ◎
8月15日 聖母被昇天祭
9月19日 ナポリ ◎
10月4日 ボローニャ ◎
11月1日 諸聖人の日
12月6日 バーリ ◎
12月7日 ミラノ ◎
12月8日 聖母無原罪の御宿りの日
12月25日 クリスマス
12月26日 聖ステファノの日
220V
50Hz
Cタイプが一般的。
料金にサービス料が含まれていることが多いため必須ではない。サービスに満足した場合や特別なことを依頼した場合には、感謝の意を表すために渡すとよい。
料金の端数を切り上げる程度。
サービス料が含まれている場合が多い。チップを渡す場合は、店のランクにもよるが一般には5~15%。
ポーターやルームサービスを依頼した場合に1~5ユーロ。
係員が徴収する場合、0.50~1ユーロ程度。
水道水は飲用できるが、硬水のため敏感な体質や体調に不安がある人はネラルウォーターを購入したほうが安心。
ほとんどの商品に10~22%の付加価値税(IVA)がかかっている。旅行者は手続きをすればこの税金の一部が還付される制度がある。また、一部の都市では滞在税、ヴェネツィアでは入島税が課せられている。
スリや置き引きに注意する。バッグは体から離さないようにして前に持ち、場合によってはカバンのファスナーに南京錠を付けてすぐに開けられないようにするとよい。見かけで判断せず、子どもであっても不自然に近づいてくる人物には警戒すること。グループで犯行に及び、力ずくで奪っていく場合もある。また、支払いや両替の際、つり銭を受け取ったら金額が間違っていないかすぐに確認し、足りない場合はその場ですぐに抗議するように。
レンタカーを借りる場合、年齢は21~25歳以上、かつ運転歴が1年以上必要。年齢の上限を定めている場合や、運転手名義のクレジットカードの提示が必要な場合もある。
メートル法を採用しており、距離はメートル、重さはグラム、容積はリットルが用いられる。
公共の場での喫煙は禁止されており、違反した場合は罰金が科せられる。
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