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皆さん、こんにちは!
ここイタリア・ラ・スぺツィアでは、時には雨も降ったりしますが大抵はよく晴れた秋晴れです。
学校の新学期も始まり、ようやく普段の街の生活に戻ってきました。
さて、私は外で仕事もしますが、家でも毎日主婦の仕事をしますので、買い物にはほぼ毎日出かけ、だいたいの食品の値段の相場はわかってくるのですが、最近特に目についたのはレモンの値段が上がったことです。
実は、人生の相方がレモン大好きで、レモンを惜しげもなくガンガンと絞って、リモナータやリモンチェッロにしたり、お肉やお魚、フリット、サラダにたっぷりかけていましたが、今年の初夏からは、メルカートで売っているレモンが1キロ安くても3ユーロはするので、私は<ちょっと、サラダの時は一個じゃなく、半分までね!>と口うるさく言うようになってしまいました。
夫は<このレモンは果汁が多くなかったから、一個使わないと、、、>と相変わらずの豪快ぶりにヒア汗。。。(苦笑)
レモンの外国産はスペインが圧倒的に多いのですが、結構見た目もきれいで果汁もあり美味しいです。
イタリア産になりますと、ソレント産やアマルフィ産が4ユーロから5ユーロ、高いところでシチリア産になると6ユーロや7ユーロというスーパーもありました。(苦笑)
今までの夏の季節は1キロ1ユーロから高くても2ユーロまででしたので、非常に高くなっているのがわかります。
しかしながら、オリーブオイルのように、とりわけニュースでいうわけでもなし、イタリア人は皆さんどう過ごしているのか?イタリア人たちが黙っていないだろうとは思っていましたが、あまり重要視してない様子でした。
私は普段夫がいない時は、プラスチックに入ったレモン汁でいいかと先日スーパーへ買いに行くと、なんと売り切れていました。
<なんだ、私と同じ!イタリア人たちもこのレモン汁で耐えているのね?!>と思わず笑ってしまいました。
以前、ナポリの友人がよく<ケイコさん、家のお庭にレモンがたくさんとれたから、おすそ分け>と頂いたのが今になってみればありがたき貴重な思い出でした。それだけあの頃は手ごろにレモンが出回っていたのです。
<そうだ、私もレモンの木を植えればいいんだ!>でも、マンション住まいでお庭は共同だし無理ですね。。。
何が原因で高騰しているのかわかりませんが、レモンが生るよい気候ではなかったのか、今年は雨もあまり降らなかったり、かといって、あまり暑くもなかったので、レモンがいつもより栽培できなかったように思います。
イタリアではレモンを使ったお料理がたくさんあり、リゾットやパスタにあえたり、メイン料理にもレモンは欠かせませんし、ドルチェでもリモーネのトルタやデリーツィア・アル・リモーネ、プロフィッテロール・アル・リモーネは大好物です。
来年はレモン豊作に!とレモンをよく消費する我が家にとって期待するばかりです。
ケイコ