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ローマにある<真実の口>見学へ

ピッパ

ピッパ

イタリア特派員

更新日
2018年4月7日
公開日
2018年4月7日
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チャオ・ア・トゥッティ!(Ciao a tutti!)

皆さんこんにちは!先日数か月ぶりに知人とローマへ行ってきました。

当日は列車の24時間ストの前日列車がすでに遅れ気味でしたがなんとか天気も良く行き帰りナポリーローマ日帰り旅道中は意外とスムーズに過ごすことができました。

復活祭の前の週でもありローマの街はパスクア色(イースター)でいっぱいでした。

世界中から来た外国人たちが至る所にごった返していて、パワー全開!

サンピエトロ寺院、コロッセオ見学は3時間待ちだったため入場を断念、スペイン広場の階段は人が山ほど座っていて休憩していました。

せめて真実の口へは見学しようと行ってきました。

こちらが真実の口!

長い行列でしたが、真実の口の目の前まで来ますと<寄付をお願いします>という世界各地の言葉で書かれている箱があり、日本語のところにお布施をし(1ユーロか2ユーロがベスト)記念に日本語が上手だった係りの男性の人に写真を撮ってもらいました!

サンタマリアインコスメディン教会

真実の口はこのサンタマリアインコスメディン教会内にあります。

近くまで行きますとたいてい並んでいますのでわかり易いです。

サンタマリアインコスメディン教会は6世紀に食料メルカートのあった場所に建てられ8世紀、9世紀にも増築されバジリカ建築からファーザードはバロック様式、鐘楼はロマネスク様式に改築されました。

真実の口と言われている石の海神トリトーネの顔が刻まれている彫刻は現在この教会の正面柱廊の奥に飾られていて、元々は柱廊玄関にあった下水道のマンホールだったと伝えられています。

この真実の口の中に手を入れると、うそをつく心がある人は、その手を抜く時に手首を切り落とされたり手を噛み切られたり手が抜けなくなるという言い伝えで、イタリア古代文学者も夫を裏切った妻が石版に手を入れると食いちぎられたと書き残していたそうです。

その伝説をさらに広めたのはオードリー・ヘプバーンの代表作でもある1953年に公開された映画<ローマの休日>です。

イタリアへ海外ご公務だった某国の王女が自由のない生活と過剰なスケジュール肉体・精神疲労感から嫌気が指していたころ、夜にお城から抜け出して永遠の都ローマで一般人のように自由な休日を満喫するというストーリーです。ローマの街並み、真実の口、スペイン広場、サンタンジェロ城、トレビの泉、バルベリーニ宮殿、コロッセオなどが写ります。

真実の口のシーンは台本にはなく俳優グレゴリー・ペック<新聞記者の役>の咄嗟のアドリブだと言われています。

それにしてもオードリー・ヘップバーンもよくそのアドリブに上手くついていったなあと感心しました。

まだ無名で新人だったオードリー・ヘップバーンはこの映画で一躍有名となりアカデミー主演女優賞を獲得しました。

イタリアでもテレビで何度もしています。私も大好きな映画の一つです。

<インフォメーション>

<真実の口>Bocca della verità

(サンタマリアインコスメディン教会Chiesa di Santa Maria in Cosmedin)

<住所> Piazza della Bocca della Verità, 18

<行き方>メトロBチルコ・マッシモ下車徒歩7分MetroB Circo Massimo

<電話>+39 06 678 7759

ユーチューブでもお楽しみいただけます。(イタリア語)

皆さん一度<真実の口>へ見学してみませんか?

ピッパ

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