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皆さん、こんにちは!
Ciao a tutti!
さて、今月はあの世界のテノール歌手ルチアーノ・パヴァロッテイと幼なじみで歌手デビューはパヴァロッテイよりも先でオペラ・ラ・ボエームのミミ役が当たり役と言われていた超有名ソプラノ歌手ミレッラ・フレーニさんが亡くなって早2年が経ち、今年2022年はそれを記念してモデナ歌劇場でコンサートが行われヴェルデイ作曲のレクイエムを歌いました。
ただいつもと少し違っていて合唱のマエストロがピアチェンツァ歌劇場のマエストロだったので、稽古がピアチェンツァ歌劇場でも行われることになりました。
個人的にはどちらとも適正歌手として受かりましたのでその後登録されていて、いったいどっちの歌劇場から呼ばれたのかなあと思っていたのですが、契約書を見ますとどっちもどっちという感じで共同で行われたようでした。(ギャラの方は変わりません)
連日稽古があったのではなくとびとびで行われそのうえ違う歌劇場でしたので、移動、宿泊など予期せぬ出費が重なりさらには9日モデナでコンサートが始まる直前震度4の地震が発生しただちに延期となり、それから5日後14日にようやく無事にコンサートが終了したのでした。コロナ禍でPCR検査が稽古前に毎回行われ、やっとの思いでクリアしコンサートの直前これでもか?!といった地震というハプニング……大事には至りませんでしたが、もうこうなったら先はどうなるか本当にわからないので今を大切にやるしかないと!心に決めました。
オーケストラとの全体の稽古
稽古休憩中
今回楽屋はコロナ禍のためひとりで使うことができました。
こちらがミレッラ・フレーニ記念コンサートのポスター
3度目のナポリ・ボローニャまでの列車往復の格安チケットは間際すぎたためゲット不可能で、長距離フリックスバスで行き9時間半!
コンサート後最終普通列車でモデナからボローニャまで行きそれからフリックスバスで夜行バス帰り11時間半。
その夜行バスも早朝5時半に乗り換えて7時15分まで外のバス停にいなくてはならず、これでは寒すぎて風邪をひいてはいけない!と近くにありましたホテルの人に頼んでロビーで待機させていただきました。とても親切でした。本当にありがたい! 大感謝です!!!
いかがでしたでしょうか?
本当に人生いろいろありますが、こういったハプニングにも対応できる精神的にももっと強くなって生きていきたいなあと思いました。
ピッパ