ビール大国ドイツの二日酔い対策

公開日 : 2007年01月07日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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新年会のハシゴで頭ガンガン胃ムカムカが慢性化している方へ。ビール大国ドイツの二日酔い対策をご紹介します。

「こうして飲めば悪酔いしない編」:

翌日以降に残りやすいお酒と言えば、ブランデーが代表選手。赤ワイン、ラム酒、ウイスキー、白ワイン、ジンがそれに続きます。また、温めた酒類(クリスマスに飲むホットワイン)、甘いお酒(甘口ワイン)、炭酸入り酒類(シャンパン)は、アルコール分が血中に吸収されやすいため、酔いのまわりが早いことで有名。悪酔いしないためには、どれか一種類に絞って飲むのが鉄則。また、アルコール一杯飲むごとにグラス一杯のミネラルウォーターを口にすることで、水分不足を防げます。

お酒を飲む前に、胃での消化時間が長い脂肪分やたんぱく質を摂れば、アルコール分の吸収を防ぐことができるほか、パーティー(飲み会)の最中は、ポテトチップ、ピーナッツ、オリーブ、チーズなど脂肪分や塩分を口にすると、ミネラル不足に陥りません。

「これが辛い、吐き気編」:

悪酔い・二日酔いの辛〜い吐き気解消には、何とリンゴがおすすめ。リンゴの切り口を鼻のすぐ下にかざして、甘酸っぱい香りを吸い込むと、あらら、不思議と吐き気が治まっていくような気が。胃酸の増加を促し、神経を休める働きがある生姜汁・生姜茶も、吐き気やめまい解消に効果大です。

「寝る前にこれやってみよう編」

夜、気分が悪いまま「エイッ!」と布団に入いってしまうのはX。寝る前に、まずは窓を大きく開けて室内にこもった空気の総入れ替えを。新鮮な酸素は体の再生機能を助け、翌朝起きがけのズキ〜ンとくる頭痛を防ぐことにつながります。また、就寝前にハチミツを(パンなどにぬって)食べるのも、爽やかな寝起きをもたらします。ハチミツには、アルコール分の分解を助ける果糖が含まれているのです。さて、布団に入ってからも頭がグルグル回転するような感覚が抜けない場合は、枕をちょっと高めにしてみてください。また、足先を布団から外に出して寝るのも、意外に効果があると言われています。

「翌朝のシャワー編」:

大いに飲んだ翌朝、いきなり熱い朝風呂につかるのは、循環機能の弱り切った体には、余りに酷。レモン、ローズマリン、ラベンダーなど、フレッシュ系のアロマのボディージェルを使った、ぬるま湯のシャワーがgood。シャワーの最後に、冷水を足先→上半身に向かって浴びることで、血流もぐっと良くなります。

「酔い覚ましの朝食はコレだ!編」:

ドイツ伝統の二日酔い特効薬が「ロルモプス」で、これは「ピクルスや玉ねぎを酢漬けニシンで巻いた食べ物」のこと。想像するからに強烈〜な食べ物ですが、これがまた効く!のです。いくら効果があっても、朝から酢漬けニシンは勘弁して欲しい...という方は、何とかガンバって中身のピクルスだけでも是非。ロルモプスほどの効果は期待できませんが、ほかに、野菜スープや、新鮮トマト・赤かぶなどをガブリとかじるのもOKです。

以上、ドイツ秘伝の二日酔い対策をいくつかピックアップしてみました。試してみた方は、ぜひその成果のほどをお知らせくださいね(笑)

画像:ラベルもおしゃれなクリスマス限定ビール。二本しか飲まなかったので、二日酔いには至りませんでした(笑)。

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