大人がハマる子供のお菓子 ペッツミュージアム
カルトレイン・バーリンゲーム駅の隣(と言っていい)
"Burlingame Museum of Pez Memorabilia" 通称"ペッツミュージアム" がある。
「ウワッァ〜〜〜何じゃこりゃ〜」と素で驚いたっ! 壁全面ペッツだっ!
見学料3ドルを払って‥ 壁の星条旗もペッツで出来ているのにまたビックリ。
まるで店番のような方が、このミュージアムの館長そして持ち主のドスさんだったと知ったのは後のことだったけど、ミュージアム(裏の方)案内する前に「これ知ってる? 今月入ってんだよ」とチョコボールのキョロちゃんディスペンサー。 どうやら私を一発で日本人と分かったようだ。
「これも知ってるよね?」と新幹線のディスペンサーを指差してくれた。
案内をしてくれるとは言えお菓子屋さんくらいの広さのミュージアム。 しかしここには国内外合わせて1000種類以上のディスペンサーが展示されていて、おそらくすべての種類がここにあるという事だ。 ちなみに普通に売っているディスペンサーもあった。
『PEZ(ペッツ)』はアメリカのお菓子のようだけど、実はオーストリア生まれのミントのキャンディー。 ドイツ語のミントの単語 "PfeffErminZ" 大文字部分をとって命名。 現在は世界60ヶ国以上に販売されているそうだ。 アメリカで販売されたのが50年代初めでアメリカ初の頭付きディスペンサーは58年ミッキーマウス、ポパイ、キャスパーだったそう。
観光局などでもパンフレットやウェブサイトにも載っているこの "サイケな目玉" はレアなのかとずっと思っていたけど、最もお気に入り(だけ)なんだそうだ。
この棚には "ガンダム" があるけどどれか分かりますかねぇ。 「日本の人にはとても人気あるみたいだ」って言ってた。 スターウォーズシリーズもあった。
今アメリカでは16種類のフレーバーがあって、チョコレート、ストロベリーバニラ、ラズベリーレモンなんてのもある。 ヨーロッパにしかないフレーバーもあるそうで、そんなにいろんな味があるのかとまたビックリ。 1993年にはニューヨークのクリスティーズでポップカルチャーで初めてオークションに出品したペッツ、たかが子供のお菓子とあなどっていけないお菓子だ。 実は親戚の子供達に、変わったデザインを見つけると軽いので送料も安くギフトで送っていたけどキッパリ止めると決めた。 いくら送ってもキリがない。
子供は中身のミント食べちゃえば終わりだけど、大人はそうはいかなくなる。 まったくもって大人がハマる子供のお菓子、恐るべしペッツ。
日本にはペッツコンベンションなるものがあるそうだけど‥。 ペッツマニアは必見、聖地かもしれない。
【Burlingame Museum of Pez Memorabilia】
214California Dr Burlingame CA 94010
電話 650-347-2301
開館日・時間 火曜日〜土曜日 10時〜6時
休館日 日・月曜日
入場料 大人3ドル、4〜12歳1ドル、4歳以下無料
カルトレインバーリンゲーム駅から徒歩1分くらい
http://www.burlingamepezmuseum.com
(お題:子供のお菓子)
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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