アイリッシュ・コーヒー物語
<作り方>
フレンチロースト15gに120ccほど抽出したコーヒー。
白い粗目砂糖 小さじ2
アイリッシュウイスキー 15cc
ホイップクリーム 大さじ1
耐熱の足付きのグラスに砂糖を入れる。 コーヒーを注ぎ、ウイスキーを加え、ホイップクリームを浮かべる。
この作り方は、コーヒーについて書いてある古本で見つけました。 別名『サンフランシスココーヒー』と呼んでいます。
出来たいきさつですが、、、。
第二次世界大戦頃まで長距離、太平洋、大西洋横断路線では、飛行艇が使用されていましたが、大西洋路線では、途中アイルランドのフォンズ飛行場で給油をしなければなりませんでした。 このクリッパー機、気密性がよかったわけでもなく、暖房が効いていたわけでもありません。
その飛行場で働いていた料理人ジョー・シェリダン、給油待ちのお客さん達が、寒い日はコーヒー、疲れているような時はアイリッシュウイスキーを飲んでいる事に気がついた。
混ぜちゃえッ! 時に1942年でありました。
甘くて温かいので、ついもう一杯おかわりしたくなりますが、立派なカクテルなので酔っぱらいます。 (アルコール度が18%ほどなので熱燗より強いです。) いきさつの何処にもサンフランシスコがでてこないのは、酔っぱらっているせいでしょうか?
フィッシャーマンズワーフ。 ケーブルカーハイド線のはす向かいに『ブエナビスタカフェ』という老舗のカフェがあり、ここがアメリカで最初にアイリッシュコーヒーを出した事は有名な話です。→だからサンフランシスコなのか。
この街は、昔から多くのアイリッシュ系が住んでいます。 国内の人種統計ではドイツ系に次いでいます。 故郷アイルランドの土産話として、このカフェでカクテルの話でもしたのでしょうか? 勿論その頃は、ブエナビスタカフェもサンフランシスコ空港もありました。
3月13日(土曜日) ”第159回セント・パトリックディー・パレード” が、2番通りとハリソン通りから市庁舎までねり歩きます。 そこには出店もあったり、街で一番のお祭りです。
そして、17日セントパトリックディー当日は、シャムロック(三つ葉のクローバー)に合わせて緑の洋服、小物を身につけていると、少しお祝いに参加している気分になれますよ。
アイルランド系リキュールに “ベリーズ・オリジナル・アイリッシュクリーム” というのが酒屋さんで売っています。
マークホプキンスホテルの最上階トップオブザマークでは、好みでマティーニを作ってくれますが、せっかくなので ”ベリーズ・アイリッシュマティーニ” 試してみてはいかがでしょうか。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。