暑さも忘れる、舞妓さんの奉納舞踊。
祇園祭・後祭り山鉾巡行の日、華やかな花笠巡行も行われていました。
約850人からの花笠巡行のコースは・・・・・
祇園石段下(八坂神社。10時頃)→四条河原町→御池通→寺町通→四条通→
東大路通→神幸通→八坂神社(12時頃)。
花傘巡行について説明しますと、かつて祇園祭は、昭和40年まで2つに分かれていました。
それが『先の祭り(17日)』と『後の祭り(24日)』です。
その後、山鉾の巡行が17日に統一された為『後の祭り』を後世に伝えようと
『花傘』の巡行が24日に行われるようになりました。
山鉾巡行は女人禁制なのに対し、花傘巡行は華やかな衣装に身を包んだ
女性や子供さんが多数参加される巡行です。
この日の京都は、後祭りの山鉾巡行と花笠巡行。
そして奉納舞踊と、見所イッパイの一日です。
花笠巡行が八坂神社に帰って来ると、拝殿では奉納舞踊が始まります。
八坂神社前の横断歩道では、奉納舞踊を見に来られた素敵な浴衣姿の方。
素晴らしい夏帯は、大船鉾の柄です。
八坂神社での奉納舞踊は、祇園太鼓に始まり獅子舞・久世六斎
と続きます。
奉納舞踊見物の中、舞妓さんの姿もちらほら見かけました。
お座敷スタイルではない、浴衣姿の舞妓さんは、
暑さを忘れさせてくれる清らかさです。
いよいよ舞妓さん奉納舞踊の始まりです。
舞妓さんの奉納舞踊は、毎年 四つの花街(祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東)から
交互に 奉納の舞いが行われます。
今年は、宮川町と祇園甲部の舞妓さんです。
まずは、祇園宮川町の舞妓さんの奉納舞踊です。
白地の着物は、桔梗と、つゆしば模様の 清清しい着物です。
団扇の模様が綺麗です。
帯は、淡い色合いの 帯。
踊りは「コンチキ音頭」
『 京はナア 霞の紫 くれは薄紅 風流はんなり しっとり千年
都に流れて コンコンチキチン コンチキチン
ヤンレヨーイヤ ヨーイヤサー』
続いて祇園甲部は、編笠姿での登場です。
踊りは、「舌切り雀」を題材にした「すずめ踊り」。
着物は 紅白の地色に 笹と雀の柄。
赤い帯締めが、鮮やか。
この日の気温は、うなぎ上りの暑さでしたが・・・
暑さも忘れる素晴らしい奉納舞踊でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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