光源氏を思う庭園。枳殻邸。
京都駅近くの渉成園・枳殻邸(きこくてい)。
渉成園・枳殻邸は、京都駅より徒歩10分の所にあり、京都観光の穴場です。
庭園から見える太鼓橋と京都タワーの景色。
渉成園の地は、平安時代の初期(887年頃)嵯峨天皇の皇子・源融が営んだ
「六条河原院」の旧蹟であったと言われています。
六条河原院と言うと、この冬、京都市下京区にある風俗博物館で見た
『六條院 春の御殿』前で蹴鞠に興ずる貴公子の事を思い浮かべました。
↓写真は風俗博物館より、源氏物語、春の御殿
源融は六条河原院を造営する際、奥州塩釜の風景を模して庭を造ったといわれ、
毎月、尼崎から海水を運ばせて、池を作ったと言われています。
そのため、庭内には、「塩釜」の井筒、「塩釜の手水鉢」などが景物として残されています。
また、源融の供養塔もこの地に残っています。
その後、荒廃した時代が続きましたが、江戸時代に入り渉成園が作られています。
梅林には、梅の良い香りが流れています。
《渉成園・枳殻邸》
〇アクセス 京都駅から京都市営バス17, 205, 206, 208号系統「七条河原町」下車。
四条河原町から京都市営バス17, 205号系統「七条河原町」下車
京都駅から徒歩10分
〇駐車場 普通乗用車10台程度
〇拝観料 500円以上のご志納
〇拝観時間 9:00~16:00(受付 ~15:30)
〇住所 京都市下京区烏丸通七条上る
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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