秋の景色が広がり始めました。等持院。
等持院です。等持院は、立命館大学の近く「きぬかけの路」から 少し入った所にあります。
等持院へは、寺院に至る道が狭くて、大型バスも入れませんから、紅葉観光穴場の寺院です。
境内に入って行きますと、墓地前に銅像が見えます。
日本最初の職業映画監督であり、「日本映画の父」と呼ばれたマキノ省三氏の銅像です。
マキノ省三氏は、京都の映画界のため尽力し、大正10年~昭和8年(1921~33年)まで、
等持院境内に撮影所を建設し、活動しました。
映画からは、阪東妻三郎、片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、月形龍之介といった
多くのスター俳優が誕生しています。
等持院
◎京都市北区等持院北町63
◎アクセス 京福電車「等持院駅」下車 徒歩約10分
◎駐車場 自家用車20台分 無料
◎9:00~17:00 大人 500円
等持院は、暦応4年(1341)に室町幕府 初代将軍足利尊氏公が、
嵐山・天龍寺の夢窓国師に依頼して衣笠山の山麓に建てた寺院です。
庭園は回遊式で、茶室「清漣亭」と芙蓉池を持つ西庭と、
心字池中心の東庭とに分けられています。
茶室、清漣亭前の芙蓉池。
鯉が泳いでいました。
庭園を歩いてみました。
池には、緑の木々が映っています。
これからの季節・・・朝晩の冷え込みが始まると共に、
紅葉も始まります。
等持院は、作家の水上勉さんが(1919~2004)少年時代に徒弟として
過されていた寺院です。
直木賞受賞作の「雁(がん)の寺」は、等持院がモデルになったとも言われています。
その他「金閣寺炎上」「五番町夕霧楼」など京都を舞台にした名作を書かれています。
名作誕生の源が、ここの景色にあったのでしょうね。
等持院。
書院の間からは、色付き始めた
秋の景色が広がっています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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