素晴らしい建築と伝統工芸。京都迎賓館

公開日 : 2013年08月28日
最終更新 :
筆者 : Akio

京都御苑にある京都迎賓館に行って来ました。

迎賓館は、外国の元首や首相などの賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために

設けられた国の迎賓施設です。

迎賓館参観申し込みは、六月に内閣府ホームページに申し込んでいました。

迎賓館の一般公開は年に一回のみ。しかも希望者多く抽選です。

以前から、行きたかった京都迎賓館。

8月27日・12.30分、所持品検査や金属探知機の検査を受け、

カメラ以外は全てロッカーに入れてから、迎賓館の建物の中に入って行きました。

「正面玄関」を入った所の、屏風と生花が迎えてくれました。

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「夕映の間」。

壁面に広がる西陣綴れ織・・・・・「愛宕夕照」。

手前を流れる桂川。愛宕山が夕陽に照らされています。

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「夕映の間」

北壁の西陣綴れ織・「比叡月映」

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廊下の窓越しに見る庭園

中央に池を配置して、その周りに建物がある構成。

2005年。京都迎賓館に滞在したブッシュ米国大統領は、政策スピーチの冒頭で

京都迎賓館の建物の素晴らしさを語られていました。

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「藤の間」の緞帳(西陣綴れ織)。

 日本の美しい花々が、浮かび上がっています。

 緞帳は、縦3.1m・横16.6m。

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「藤の間」は、洋食の晩餐会が行われる部屋。

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和紙格子で作られている「光天井」。

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晩餐室の舞台扉に施された截金(きりかね)のアップ。

金箔やプラチナ箔を細く切り出して、

それを板に貼り付けた素晴らしいデザインです。

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庭園の景色。

京都市内だと言うのに・・・中庭からは緑と夏の空しか見えません。

ビルも見えなければ、車の音も聞こえません。

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舟泊まり。

池には和舟が用意されています。

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有職織という、平安時代以来、公家の生活に用いられた

公家様式の絹織物でできた装束。

十二単のいちばん上に羽織るものです。

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大広間「桐の間」。

漆塗りの机(12m)が素晴らしいです。天井板も見事。

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京都迎賓館。

素晴らしい建築と、伝統工芸を拝見して来ました。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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