大沢の池に映る炎と月。「嵯峨の送り火」
嵯峨・大覚寺では弘法大師『空海』の、命日前日にあたる
二十日の夜は、「宵弘法」でした。
この夜は 広く寺院が 開放されています。
「宵弘法」とは、先祖を敬い霊を送る法会で、年一回行なわれます。
大沢の池では、「嵯峨の送り火」が行われています。
嵯峨野を渡る緩やかな風の中、万灯の光が浮かんでいました。
桟橋の「施餓鬼棚(せがきだな)」に、御真言が唱えられました。
暫くして、池中央の祭壇が燃え上がりました。
時折パ~ンと炎の音が響きます。
炎に照らされ、蓮の葉が見えます。
京都は、この時節 様々な送り火が行われています。
先日は、嵐山万灯流し。広沢の池の灯篭流し。五山の送り火・・・・。
日中は、残暑そのものの高い気温が続いていますが、
暦は、静かに歩んでいます。
嵯峨の送り火。綺麗な月が、浮かんでいました。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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