緑の中の千二百羅漢
蒸し暑い日が続いています。
嵯峨野の一番奥、清滝トンネル手前にある寺院、愛宕念仏寺。
晩秋には、美しい紅葉が広がっていました。
愛宕念仏寺は、天台宗の寺院。
別名・千二百羅漢の寺とも言われ、境内には千二百の羅漢様がおられます。
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)
〇〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
〇拝観時間 8:00~17:00 休日:無し
〇拝観料 300円
〇交通 京都バス 愛宕寺前(おたぎでらまえ)バス停から徒歩スグ
雨に洗われた青もみじが鮮やかです。
この時期、千二百体の羅漢様は、降り続く雨と湿度で苔に覆われています。
深い緑の中、紫陽花が咲いていました。
愛宕念仏寺の「千二百羅漢」。
昭和56年、仁王門の解体復元修理を行った際、寺門興隆を願って
境内に羅漢の石像を充満させたいと発願したのが始まりだそうです。
一体一体すべてが一般の参拝者自らの手によって彫られたもので、
発願10年後には1,200体となり「千二百羅漢」と呼ぶようになりました。
ここに流れる独特の時間。
苔に包まれた羅漢様は、様々な表情をされています。
「羅漢」とは、インド原語サンスクリット語から伝わる、
仏法を守護する聖人の意味だそうです。
愛宕念仏寺。
緑の中、静かな時間が流れています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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