和裁×キルトパッチワーク
左京区吉田神楽岡町。大文字が大きく見えます。
右下の神楽岡町のギャラリー素さんでは
左京区の和裁士・中村春枝さん(62)が、御主人の介護の傍ら取り組んだ
和のキルトパッチワークの作品展が、開かれています。
ギャラリー素 075-771-5064
〇 所 京都市左京区吉田神楽岡町142 アドバンス神楽岡1F
〇 アクセス 京都駅より市バス17号系統「銀閣寺道」下車神楽岡通りを南に300m。
作品展の案内文には・・・・
「視聴障害を持ちながら家族の介護をする日々の中、彼女がみつけたのは
パッチワークという喜びだった。和裁士35年のキャリアを持つ作者が
生み出した和裁×キルトパッチワークという新しい「CUTE」をお楽しみ下さい。」
・・・・・・・・・と綴られています。
和のキルトパッチワークの作者・中村さんは、
22歳で和裁士となられています。
ギャラリーには、和のキルトパッチワークとミニチュア着物等、
和裁士ならではの技術と感性を生かした
約20点が展示されています。
中村さんは、誠実で正確な仕事ぶりから、花街の芸妓さんや、祇園祭の稚児参拝用着物の
仕立てや山鉾町の浴衣等も携わられ、和裁士として長年多くの着物を
手がけて来られました。
しかし、2年前に御主人(69)が脳梗塞で倒れられ病床に。。。。
中村さん御夫妻は、共に聴覚に障害があり
手話が不自由になられた御主人から、離れるのが困難となられました。
介護の日々が続く中・・和裁の仕事からは遠ざかる事となりました。
そんな中、ふと手にしたパッチワークの本にヒントを得て、
和裁の技術を取り入れた、パッチワークの作品作りを開始。
介護の合間に作品作りに励まれました。
元々、大好きな針仕事。
ミニチュア着物作りから、和裁×キルトパッチワークの世界へと
夢は膨らんで行きました。
作品からは一針一針縫われた時と、心が伝わって来ました。
裏地にも見事な心配り。
生地は、浴衣や着物の古着、端切れなどを使用。
柄合わせや背中の縫い方に加え、裾からのぞく長襦袢や帯揚げ。
刺繍の施された半襟など、和裁士ならではの視点と感性が随所に見られます。
和裁×キルトパッチワークの作品展。(5.15日~5.28日)
素晴らしい針仕事に、見入ってしまいました。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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