アイルランド出身の作家たち
アイルランドは北海道ほどの小さい国ながら、文学や音楽といった分野でたくさんの偉大な作家や有名なミュージシャンを輩出してきています。
アイルランド出身のミュージシャンと言えば、U2だとかエンヤ、ウェストライフ、シネード・オコナー等々が思い浮かぶのですが、では有名なアイルランド出身の文学作家は、と言いますとこれまたかなりいるのです。
何と言ってもアイルランドからは、過去4人のノーベル文学賞受賞者も出ているほど(北アイルランド出身者含む)。ですから「文学」はアイリッシュにとって大事な宝の一つといっても過言ではありません。
アイルランドの街、とりわけダブリンシティーを散策すれば、アイルランドの作家たちに出会うことができます……みなさん銅像になってしまっていますけどね(笑)。街の通りの至る所に、こういった作家たちが佇んでいたり、休憩(?)していたりしています。
有名どころを2,3人ちらっとご紹介しましょう。
まずはジェイムス・ジョイス(James Joyce)から。
当時のダブリンでの生活の模様が良く分かると言われる『ダブリン市民(Dubliners)』や『ユリシーズ(Ulysses)』が代表作ですが、特に『ユリシーズ』はその長〜いストーリーから読むのを挫折する人も多いのだとか(←私のこと?)。しかしストーリーは、ダブリンのあるたった“一日”の出来事を書いたものというのですから、オドロキです。
お次は、オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)です。
彼は童話や劇なども書いていますが、子どもの頃に読んだ『幸福の王子』や『わがままな大男』のお話が、とても悲しいエンディングだったのを覚えています。彼の作品全般に言えることなのですが、あまりハッピーエンドがないような気がします。
それは当時付き合っていた自分の恋人を、同じアイルランド作家であり『吸血鬼ドラキュラ』で著名になったブラム・ストーカー(Bram Stoker)に略奪されてしまったり、同性愛者として犯罪者扱いされ、2年間投獄されたり――といった波乱に満ちた生涯が影響しているのかもしれません。
そんな彼の生涯は、映画化されたり舞台で演じられたりもしています。
ダブリンにあるオスカー・ワイルドの像がよく知られていますが、実はゴールウェイにもワイルドの像があります。2004年にエストニアから贈られた銅像が、ゴールウェイの市街地にある通りの一つ、William Streetでよいしょ、とベンチで休憩しています。
もし、彼の姿を見かけたら、ぜひ話しかけてあげてくださいね!→周りの人に怪しまれるかもしれませんが……。
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