がんばれ。ラスベガス・マッキャラン空港
ラスベガス・マッキャラン空港に新しいターミナルが加わります。
・・・とはいっても、まだ少し先の話でオープンは2012年の6月の予定。
現在は70%程度の進み具合ということで、パーキングやターミナルビルはだいぶ形になってきました。
ターミナル3が完成した暁には、国際線ゲート6ヶ所、国内線ゲート8ヶ所の、
合計14ゲートが新しく使えるようになる予定。
これによって1年間で6-700万人の旅客増加が見込まれるのだそうです。
現在はターミナル1・2あわせてゲートの数は104、そのうち国際線用は4ヶ所なので、
国際線ゲートは一気に倍以上になるわけですね。
またこのターミナルには税関・入国審査場も作られますが、ここでは1日に2000人をさばけるのだとか。
ここ数年飛行機の利用者が低迷する中、実は海外からラスベガスを訪れる旅客はわずかながら、増えているんですね。
なので、これからラスベガスへの訪問者をふやす鍵を握るのは、海外からのお客様ということになり、
観光局も「ラスベガスブランド」を宣伝しに世界各地へでかけており、玄関である空港も
キャパシティ強化で応えようということでしょう。
そんな背景のものと、先月、XLAirwaysによるパリ(シャルル・ドゴール空港)からの直行便が就航しています。
週2回、9月までの季節運行ですが、なんともうれしいニュースでした。
ちなみに、ヨーロッパからラスベガスへ乗り入れている直行便はBritish Airways(ロンドン・ヒースロー空港)、
Virgin Atlantic Airways(ロンドン・ガトウィック空港)、Condor(ドイツ・フランクフルト空港)。
国際空港という名前の割りには、ちょっと寂しいんですね。
このターミナル新設については、今のご時世、かかったコスト分の効果が出るのかなど、
懐疑的な意見も多いようですが、そこはラスベガスですから、まさにギャンブルに打って出たということでしょうか。
【以前の記事】
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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