大沢池に燃え上がる嵯峨の送り火。
京都は、この時節 様々な送り火が行われています。
嵯峨・大覚寺では弘法大師『空海』の、命日前日にあたる
二十日の夜は、「宵弘法」でした。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 018](/kyoto/images/2014/08/493d3648468b7f938740b92a30ada8aa1.jpg)
この夜、大沢の池には無数の灯籠が浮かびます。
灯篭は、夕暮れの時間と共に明かりが浮かび上がって来ます。
七時になり、桟橋で施餓鬼法要が始まりました。
僧侶の方々が、祭壇の前に来られ
般若心経の読経が始まりました。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 046](/kyoto/images/2014/08/66b6df079573397afc60c7ad685a3fae.jpg)
大沢の池は、観月の為に作られた日本最古の池で
1周は約1キロあります。
春は桜が見事。
今は蓮の花が咲いています。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 044](/kyoto/images/2014/08/bcc4a4cc06f8a7d7c34d1962008ab424.jpg)
池中央の祭壇から炎が燃え上がりました。
精霊と夏を見送る「嵯峨の送り火」です。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 049](/kyoto/images/2014/08/dca0e0394df24336de09855b23a562bf.jpg)
炎が水面に映っています。
池に響く般若心境。
お参りの方からも、手を合わせ唱和する声が聞こえて来ました。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 053](/kyoto/images/2014/08/63e28fc384fb6d9ec07f2029cea2faff.jpg)
パチパチと、炎が池に響きます。
大覚寺。嵯峨の送り火。
炎は、精霊と行く夏を見送る様に燃え上がっていました。
![2014・大覚寺・嵯峨の送り火 067](/kyoto/images/2014/08/034d0b38ede2d0419734a80c40b12103.jpg)
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10055/20221012_102650_5874ba3a_w320.jpg)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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