哲学の道から法然院に歩く。
紫陽花の美しい季節。
雨上がりの哲学の道に咲く紫陽花。
![哲学の道から赤山禅院 014](/kyoto/images/2015/06/d9f3a3d05a9169548b1e95116934955a.jpg)
哲学の道は、左京区の琵琶湖疏水分線に沿った歩道。
道は、東山の永観堂近くの熊野若王子神社横から始まり、
銀閣寺道バス停付近の白川通今出川交差点まで続いています。
春は、桜。六月は紫陽花。秋は紅葉と四季それぞれの景色が
広がります。
![哲学の道から赤山禅院 006](/kyoto/images/2015/06/91addbbd606d79068caea769b0d343d9.jpg)
かき氷の暖簾が揺れていました。
![哲学の道から赤山禅院 027](/kyoto/images/2015/06/4eb0feef2e9d08b23dc17513beccbfc5.jpg)
紫陽花咲く哲学の道。
何故に哲学の道と言うのでしょうか。
調べてみると、明治の頃から文人や哲学者がこの辺りに多く住む
ようになり「文人の道」や「哲学の小径」。「散策の道」「思索の道」
「疏水の小径」などと呼ばれて来ましたが、1972年に「哲学の道」と決まり
その名前が現在に至っているそうです。
![哲学の道から赤山禅院 003](/kyoto/images/2015/06/17157ec11966b905bb29e726dcce755c.jpg)
哲学の道から少し山に入ると、深い緑の法然院。
参道の向こう、茅葺の山門が見えました。
法然院さんは、境内散策自由の寺院。
深い緑に覆われた美しい境内を拝見する事が出来ます。
![哲学の道から赤山禅院 036](/kyoto/images/2015/06/36a3511d4e3ba4016e2bd65ef54503be.jpg)
青もみじに包まれた山門の景色。
![哲学の道から赤山禅院 044](/kyoto/images/2015/06/568177b0f2badfe49a09eba95dfddf66.jpg)
山門をくぐると、青もみじと白砂壇の世界が広がります。
参道の両側に見える盛砂は、白砂壇(びゃくさだん)。
縦7m横3mの砂紋模様は、水紋 波 渦 葉 花・・・時には文字などの模様も組み合わされ
お坊様により描き換えられています。
白砂壇には、流水模様が描かれていましたが
朝の雨で、砂模様は見えにくくなっていました。
![哲学の道から赤山禅院 047](/kyoto/images/2015/06/249d9b243750eeb4d1272ef724b504a8.jpg)
以前、法然院が紹介されていたJR東海のポスターの言葉は・・・・
「銀閣寺からそう遠くない哲学の道を東に入った法然院。
茅葺の門をくぐると、白砂壇(びゃくさだん)の白と青もみじの
コントラストが生み出す、初夏ならではのみずみずしい空間が目に入ります。
古い歴史と今を生きる生命力がこの町では一つになっている。
秋だけで、この町のもみじの魅力を語るわけには行かないようです。
JR京都駅から市バス5系統で「浄土寺」下車、徒歩10分。
ここから永観堂、南禅寺、さらに知恩院へどうぞ。散策には絶好です。」
雨上がりの哲学の道から法然院。
六月後半の景色が広がっています。
![哲学の道から赤山禅院 050](/kyoto/images/2015/06/719f99f229f5f8ae7cf7dd294c8c8bf2.jpg)
≪法然院≫
○所 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
○散策自由(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)
○時間 6:00~16:00
○交通アクセス 市バス「錦林車庫前」下車、徒歩10分
※そうだ京都行こうの言葉、お借りしています。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10055/20221012_102650_5874ba3a_w320.jpg)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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