これがブラタモリでも紹介された御土居。
秋晴れの日、御土居を見に行きました。
まずは、北区大宮土居町の御土居。
フェンスが張られて中には入れませんが、
御土居の大きさが伝わって来ます。
![IMG_8797](/kyoto/images/2015/10/IMG_8797.jpg)
御土居とは何なのでしょうか。
御土居は、今年の1月・NHK「ブラタモリ 京都」でも紹介されていました。
御土居とは、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた
京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,
鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年(1591)に多くの経費と
労力を費やして築いた土塁です。
![IMG_8801](/kyoto/images/2015/10/IMG_8801.jpg)
それは、台形の土塁と堀からなり,その延長は22.5キロメートルに
及ぶそうで東は鴨川,北は鷹ヶ峯,西は紙屋川,南は九条あたりに
沿って築かれていました。
土塁の内側を洛中,外側を洛外と呼び,要所には七口を設け,
洛外との出入口でした。
今も残る名に、長坂口・鞍馬口・大原口・粟田口・伏見口・鳥羽口
丹波口などの地名はその名残りとの事です。
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その後、江戸時代になると天下太平の世が続き,外敵の脅威もなく
御土居は次第に無用の存在となり,堤防の役割を果たしていたものなどを
除いて次々と取り壊され,北辺を中心に僅かに名残をとどめるのみとなりました。
昭和5年(1930),市内に残る御土居のうち8箇所が,京都の沿革を知るうえに,
重要な遺構として「史跡」に指定,昭和40年(1965)にさらに
1箇所(北野天満宮境内)が追加され,現在9箇所が指定地となっています。
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続いて、ここから車で10分位走った所にある
鷹峯街道の和菓子屋・光悦堂さん。
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ここは御土居餅が名物。
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お店の前は御土居です。
![IMG_8805](/kyoto/images/2015/10/IMG_8805.jpg)
ここもフェンスで囲まれ鍵が掛かっていますが、
お店は、御土居の鍵の管理もされているそうで、
僕の名前と連絡先を記入して、フェンスの中に入れて頂く事が出来ました。
![IMG_8811](/kyoto/images/2015/10/IMG_8811.jpg)
階段を登って御土居へ。
御土居からは、紅葉が始まった山々が見えました。
![IMG_8817](/kyoto/images/2015/10/IMG_8817.jpg)
御土居から見えた、和菓子屋・光悦堂さん。
遠方の山は、比叡山。
![IMG_8816](/kyoto/images/2015/10/IMG_8816.jpg)
御土居を少し進んで、ススキの向こうに見える山は鷹峯の山。
丸い形は、花札ボウズ札の原型とも言われます。
![IMG_8824](/kyoto/images/2015/10/IMG_8824.jpg)
右手の建物奥に見えるのは、大文字の船形の山。
![IMG_8819](/kyoto/images/2015/10/IMG_8819.jpg)
帰ってから、光悦堂さんで買ってきた御土居餅を頂きました。(^.^)
お餅は、二度蒸しして ついたもち米に砂糖、塩、甘煮の赤えんどうを混ぜ、
細長くしたこし餡を包んで、きな粉をかけたお餅です。
豊臣秀吉が京の周囲に築造した御土居に因んで作られています。
御土居餅。とっても美味しいお餅でした。
![IMG_8864](/kyoto/images/2015/10/IMG_8864.jpg)
《今回行った御土居。》
〇 北区大宮土居町の御土居。
〇 鷹ヶ峯・北区旧土居町の御土居。
和菓子《光悦堂さん》
〇所 京都市北区鷹ヶ峯旧土居町1-203
〇御土居餅 1個 130円 賞味期限 当日限り
〇定休日 木曜日
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筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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