東山花灯路2016・大正ロマン溢れる夢二カフェ五龍閣。

公開日 : 2016年03月13日
最終更新 :
筆者 : Akio

東山花灯路が始まりました。

東山花灯路は、京都に春を呼ぶ風物詩として平成15年から

「灯り」をテーマに始められています。

開催期間は、3月12日~3月21日。点灯時間は、午後6.00~9.30。

青蓮院から八坂神社。円山公園。八坂通りから二年。そして三年坂。

ねねの道。清水寺へと・・・幻想的な灯りと花の路は約五キロ続いています。

初日の土曜日、清水坂近くの「夢二カフェ五龍閣」に行って来ました。

「夢二カフェ五龍閣」は、清水寺へ向かう清水坂を歩いて、

少し路地を少し入った所にあります。

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「夢二カフェ五龍閣」。大正ロマン溢れる風情ある建物。

  夢二の絵に誘われてカフェへ入りました。

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店内は大正時代、一世を風靡した画家・竹久夢二の世界が広がっています。

夢二カフェのメニューは、カフェと共に、

京野菜を活かした京野菜カレーからハンバーグ。京野菜パスタから

スイーツ迄揃っています。

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歴史ある建物の設計者は、明治・大正期の著名な建築家・武田五一。

建物は、明治の起業家である松風嘉定氏の邸宅として建てられ、

国の文化財にも登録されています。

東山花灯路の期間中、夢二カフェ二階では、

夢二版画の世界と、夢二肉筆による京舞妓の掛け軸が展示されています。

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竹久夢二は大正6年に京都清水へ移り住み、大正12年に竣工された

五龍閣の店主と親交があったそうです。

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竹久夢二(1884~1934)。画家・詩人。享年49歳。

抒情的な作品のみならず、女性との数多くの恋や、

旅を重ねた漂泊の人生そのものが大正ロマンを象徴する画家でした。

夢二の詩から・・・宵待草。

「まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなき。

こよひは月もでぬさうな。」

夢二の絵。

色合いが何とも良いですね。

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和モダンな窓から、夕暮れから夜景に変わって行く

景色が見えました。

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五龍閣の三階まで続く吹き抜け階段室は、

建物に空間的な広がりが感じられます。

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この日、特別に見せて頂いた最上階からの京の夕景。。

ここからは、天守閣の様に京の街並みや山々が見渡せます。

目の前に広がるパノラマサイズの景色に、見入ってしまいました。

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こちらは、清水寺。

音羽山から、夜空に閃光が伸びています。

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中庭と、夜空の三日月。

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夢二カフェ五龍閣を外から一枚。パシャ。

大正ロマン溢れる建物が映えていました。

この後、清水寺へ・・・・

                           つづく。

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≪夢二カフェ五龍閣≫

〇所       〒605-0862 京都府京都市東山区清水寺門前

〇営業時間    11:00~17:00 | 定休日:不定休

〇TEL       075-541-7111

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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