もうひとつの嵐山。
緑美しい嵐山。
宝厳院門前、老舗の湯豆腐屋さん。
この辺りには静かな景色が広がっています。
人力車が通りました。
湯豆腐屋さんの塀を、もう少し進むと、魚雷観音様がおられます。
魚雷観音様。
戦争の時、神風特攻隊は飛行機でしたが、潜水艦による特攻は
魚雷「回天」でした。(人が乗り組み操縦する魚雷)。
回天は、生産が間に合わず実戦に参加することなく終戦を迎えたそうです。
観音像の傍には「海ゆかば」の詩。
「海ゆかば水漬く屍 山ゆかば草むす屍
大君の邊にこそ死なめ かえりみはせじ」
そう言えば、毎夏お盆の時の嵐山で行われている嵐山灯篭流しは、
昭和二十四年から戦没者の霊を慰めるため供養が始まったそうです。
青もみじ美しく観光の人で賑わう嵐山。
路地を少し入った所に建つ観音様。
ここには静かな時が流れています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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