北嵯峨・直指庵にて・・・・
今の時期、嵐山・渡月橋には紅葉観光の人で溢れています。
人の多い嵐山から大覚寺へ。
そして大覚寺を横目に北嵯峨を歩きます。
更に山に向かって進んで行きますと静かな時が流れる直指庵に着きます。
直指庵は「庵」という名の通り、静寂に包まれたお寺。
山門をくぐり柴垣の小路へ。
境内を歩くと、竹林を渡る風音と、鮮やかな紅葉が迎えてくれました。
直指庵を訪れる方は、一人旅の人も多いです。
書院の机にあるのは想い出草ノート。
ノートには、お参りに来られた方々の、様々な悩みが綴られています。
その数は、すでに5000冊以上。
今も日々、新しいぺージが更新されています。
人生は、振り返ると眩しくも感じますが、
それぞれの日々には、悩みや難題に直面する事も多いです。
直指庵は、日常に埋没した自分自身と
向き合う場所なのかも知れません。
直指庵の詩。
「直指庵に魅せられて」 藤 公之介
直指庵は 雨の日に訪れるのがいい
濡れそぼる竹林の緑が目にしみて 庭に降りそそぐ
雨音が心にしみるから・・
直指庵は、晴れた日に訪れるのがいい
緑先から見える嵯峨野の空が目にしみて
風にそよぐ葉ずれの音が心にしみるから・・
直指庵は もやの日に訪れるのがいい
直指庵は、雪の日に訪れるのがいい
直指庵は 耐え切れない悲しみをひきずって一人で訪れるのがいい
直指庵は かかえ切れない幸せを抱きしめて ふたりで訪れるのがいい
直指庵は いつの日も 心のふるさと・・・・
(詩を書かれた藤公之介さんは、歌手・大塚博堂さんの作詞を
数多く手がけられてきた方。
静かな秋景色広がる直指庵。
境内奥の「想い出草観音」。
書院のノートに綴られた悲しみや苦しみを読み、
そこから救い、その後の歩みを見守って下さると言います。
深まり行く秋。
北嵯峨・直指庵の秋景色でした。
《直指庵》
〇所 〒616-8441 京都市右京区北嵯峨北ノ段町3
〇拝観時間 9.00~17.00
〇拝観料 500円
〇アクセス 京都駅から京都市営バス28号系統 大覚寺下車して徒歩約15分。
京福電鉄嵐山駅・JR嵯峨嵐山駅から徒歩30分位。
※直指庵の詩。お借りしています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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