竹と楓の深秋景色。「洛西・地蔵院」。
11月も月末となりました。
地元新聞の紅葉情報では、「紅葉見頃」が少なくなり「落葉近し」の文字が
並んで来ています。
今年の紅葉も、いよいよ佳境と言う感じです。
洛西の古刹「地蔵院」。
ここは、境内を包む様に竹林が広がり「竹の寺」と言われます。
地蔵院は、京都の紅葉では、かなり遅くまで紅葉が見られる所。
山門の向こうに黄色楓が見えました。
見上げると、空を覆う様に伸びる竹林。
竹林の中、色とりどりの楓が映えています。
地蔵院の始まりは、鎌倉時代。
地蔵院は、一休さんが幼少の頃を過ごされた寺院。
一休禅師は、後小松天皇の皇子として
応永元年(1394年)に地蔵院近くで生まれ、幼少の頃を、
この地で過ごされたそうです。
地蔵院の辺りは、山が近くまで迫り
この時期は、午後四時を回ると夕暮れが訪れて来ます。
一休さんが過ごした620年前は、
静寂の世界が広がっていたでしょうね。
地蔵院に広がる、2016年の晩秋景色に、
ただただ,見入ってしまいました。
《地蔵院》
◎ 京都市西京区山田北ノ町23
◎ 阪急電車 上桂下車 徒歩約15分
京都バス 苔寺下車 徒歩約3分
市バス 苔寺口下車 徒歩約10分
◎ 拝観時間 9:00~16:30 500円
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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