ウィーンで遂に馬車禁止の道路標識が登場。その理由とは?

公開日 : 2017年01月31日
最終更新 :

ウィーンには18世紀ごろから伝統的にフィアカー(辻馬車)が都市交通の一つとして広まっていました。

現在でもホフブルク王宮を中心としたウィーン1区内や、シェーンブルク宮殿の敷地内などで乗ることができます。

そんな伝統文化のフィアカーですが、ここへ来て遂にウィーン旧市街の一部にて「フィアカー禁止」の道路標識が初登場する運びとなりました。

その理由とは・・・?

Fiaker-verbot-600.JPG

この度通行が禁止されたのは、ホフブルク王宮近くのヘレンガッセ通りの一部区間。

10m程先には宮殿内のカフェとして有名なカフェ・ツェントラルも位置する、まさにフィアカーの黄金通りともいえる場所。

ウィーン市長の話によると、馬車の車輪が石畳を破壊するため、その修理に年間70万ユーロ(現在のレートで約8500万円)も計上されるのが、今回の決断理由であり、「フィアカーはウィーン1区の財政負担だ」とまで明言しているそうです。

既に昨年12月から該当区間では工事が始まっており、今後も警察による定期的な視察が実施される模様。

当面は罰則は設けず、事情説明で啓蒙活動していくとのことですが、それでも走り続けるようであれば30ユーロの罰金が科されることになっています。

今年のウィーンは凡そ30年ぶりの大寒波に襲われているのですが、汗や口から泡が噴き出るほど車を引かされたあと、酷寒なかで震えながらひたすら客待ちをさせられている馬たちを見ると、いたたまれない気持ちになるので個人的にはあまり好きではありません。

しかしウィーンの長きにわたる伝統の一つとして、また動物福祉先進国の一つとして、フィアカーに対して今後どのような対策が取られていくのか注視していきたいと思います。

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