今日は桃の節句。「4分の1スケールで見る源氏物語の世界」。
今日は三月三日。桃の節句ですね。
雛祭りと言いますと雛人形ですが、こちら西本願寺近くの風俗博物館では、
源氏物語の世界が、4分の1スケールの人形で表現されています。
素晴らしい寝殿造の建物は、六条院。
六条院とは、紫式部作の『源氏物語』に登場する光源氏の邸宅。
源氏物語で光源氏のモデルと言われるのは源融(みなもとのとおる)。
源融の邸宅「六条河原院」のあった場所は京都駅からも近い
渉成園・枳殻邸(きこくてい)辺りとも言われています。
風俗博物館、現在の展示は、
①餺飥(はくたく)の宴
②四季のかさね色目にみる平安王朝の美意識
③歳暮の衣配り
④局・女房の日常
⑤平安時代の遊び
⑥『堤中納言物語』「貝合」
館内は、頂いたパンフレットを見ながら
平安中期が描かれた源氏物語の世界を巡って行きます。
源氏物語は、平安時代の光源氏の世界が表現されていました。
複雑に絡み合う人間関係の描写も独特でした。
源氏物語は、光源氏に関わる多くの登場人物の人生史が
仏教的な世界観の「宿世」として描かれています。
館内を巡っていると、まさしく自分が平安時代にタイムスリップして、
御殿を巡っているかの様な感覚になります。
十二単や女官の着物の艶やかな事。
平安時代の衣装は気品と華やかさがあり、とても良いですね。
平安時代は、平安京遷都(794年)から(1192年)までの約400年の長い時代でした。
再現されている衣装では、平安時代400年間の衣装の変遷も表現されています。
そして六条院、建物内部の襖絵や仏具や調度品に至るまで
伝統工芸の町、京都ならではの職人技が各所に見られます。
京都に観光で来られた時、源氏物語の世界が、4分の1スケールで見られる
風俗博物館はお勧め処です。
≪風俗博物館≫
○所 京都市下京区堀川通新花屋町下る 井筒左女牛ビル5階
(西本願寺さんのすぐ近くで、1階にローソンがある緑色のビルの五階です。)
○時間 9時 00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み)
○入館料 500円。
○アクセス JR京都駅から徒歩15分。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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