ハノイより明けましておめでとうございます
新年を迎えましてからかなりの日数が経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
ハノイ在住のhanocoです。
年末より体調やら何やらを不調が続いておりましたが、ようやく回復いたしまして今年は心機一転!
頑張ってハノイ情報をお伝えできればと思っております。
改めましてよろしくお願いいたします。
さて早速ですが、今日はハノイのお正月事情について少しお話させていただければと思います。
ご存知ベトナムは中国文化の影響を受けておりまして、お正月といえば"TET=テト"と呼ばれる旧正月を盛大にお祝いします。
そのため、新暦のお正月はとっても簡単。
ハノイやホーチミンなどの大都市ではカウントダウンイベントと称した音楽祭が開かれたり、一部花火も上がったりしますが、それもどちあらかと言えば若者向け。
パーリーピーポーが集まってひたすら騒ぎ倒す現代的なイベントでして、基本的にはサラッとしたものです。
街中のデコレーションは、まだまだクリスマスのまま。
こちらでは「Merry Christmas & Happy New Year」と書かれたクリスマス飾りが、テト目前まで・・・下手すると年中飾らられています。そのため、日本の感覚で年越しをしようにも「なんだか違う」気持ちになるんです。
一方の旧正月"TET"はと言いますと。
こちらは旧暦に則り、大掃除をし、一年を振り返る儀式を執り行い、家には桃の木や金柑の木を飾り付け厳かに新年を迎えます。
今時、すべての儀式を暦どおりに行う家は減りつつありますが、それでも街中は活気付き、桃の木や金柑の木の鉢植えを搭載した盛り盛りバイクが駆け抜けて行きます。
ハノイの旧市街(36通り)で催事品を取り扱うHang Ma通り周辺では、赤提灯を始めとしたテト飾りで溢れかえり、視界が真っ赤に染まります。
テト目前に控えると、このHang Ma通り一帯がTET Marketとなり、バイクのに爆竹音(本物ではありません)、そしてそこかしこで繰り広げ垂れる客と商店との景気の良いやり取りが耳に飛び込んできます。
この光景を見ると、「ああ、ようやく年が明けるんだな・・・」という実感が。
そんなテト前のハノイをちょっぴりご覧ください。
▼バイクと人とお飾りで埋め尽くされる旧市街
▼旧市街で正月用品の買い出しをする人々
▼見ているだけでご利益のありそうなお飾りたち
▼鮮やかな色と派手な見た目の正月飾り
▼チカチカバチバチとなんとも言えないオーラを放ちます
▼桃の木市も開かれます
▼南では黄色い花もよく飾られる
▼路上に現れる金柑市場
▼どこにでも現れる金柑市
▼巨大な金柑の木をデリバリー
2月に入れば益々慌ただしく活気溢れることでしょう。
ちなみに今年2018年ののテト(旧暦元旦)は2月16日。
大晦日から合わせて2月15日から20日はベトナムの貴重な大型連休となります。
この期間は、バイクに車に人に動物に溢れかえるカオスな街がシンと静まり返り、まるで自分だけ異空間に取り残されてしまったかのような錯覚に陥ります。
この旧正月の期間、ベトナム人たちは家族や親族で集まり、伝統的な正月料理を囲みながら新たな年の幸せをお祈りします。
昔の日本で見られた、懐かしいお正月の過ごし方そのものです。
このお正月文化については、また少しずつお話できたらと思いますよ。
それではまた!
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