聖母マリア、春の祈り
私は仏教徒ですが、地元で教会音楽をかれこれ10年以上やっています。
そんな中で、今日は特別な経験をしたので、みなさんに是非お裾分けをさせていただきたいと思います。
世界遺産都市レーゲンスブルクから北に4kmほどの所にある郊外ラッパースドルフ。そこにあるカレットという地区の奥、丘の上にチャペルがあります。普通は、カレットの教会でミサが行われますが、わざわざそこに牧師さんが来て、5月の聖母マリアの祈り、秋の収穫祭、などのミサが行われたりするわけです。今日5月26日日曜日の夕方は、なんと、そこに金管楽器が聖歌の伴奏をするだけでなく、アルプホルンが数曲演奏を披露してくれました。
レーゲンスブルクでは、アルプホルンの団体もなく、私も今まで目の前での演奏を聴いた事がなかったので、とても感動しました。
ミサそのものは、1時間と普通ですが、5本のアルプホルンがとても素敵な音楽で心を癒してくれました。
トロンボーンやユーフォニアムと同じ大きさのマウスピースで、かなりの肺活量を必要とするのだそうです。実際このメンバーでは、チューバやタナーホルンも吹いている、という人がいました。
つばが溜まったらどうするのかな、と思って質問してみたのですが、溜まらないんだそうです。木製の楽器で中はラックがかけられていないからだとか。
マウスピースも木製。
トランペットでも、木製のマウスピースというのが存在して、寒い冬に外で演奏するには、プラスチックと同様に、気温に影響されず良いものだとは聞いています。でも、非常に高価なもの。
楽器そのものが、天然木ですから、非常に高価なんだろうな、と思って検索してみると、10万円くらいでもありました。買えないような値段ではないのですね。
ちなみに、今回演奏したグループは、ここから1時間も離れていない所からやって来たグループでした。
そのホームページ(ドイツ語)はこちらです。
このチャペルは、丘の上にあり、非常に狭いのですが、そこでギュウギュウにスタンバイして演奏したアルプホルンのグループ。
彼らが演奏しながら眺めていたのは、こんな風景でした。
演奏している人の背後に回ってみると、こんな感じです。(ミサの後、皆さんが丘を下って行かれる際にも演奏が続いていましたので、すかさず写真をパチリ。)
ミサの最中にこっそり盗み撮り。
なんせ、私もトランペットを担当していたので、一旦離れて写真撮影をする勇気もなく、ミサが終わってから、全体像を撮影してみました。雰囲気、伝わりますか?
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