【レンヌ】有機食材にこだわるクレープリー!グー・エ・グルモンディーズ(Goût & Gourmandise)
ブルターニュ地方を訪れた際には是非とも一度味わってほしいのが、そば粉の生地を薄くクレープ状に伸ばして焼いたガレットという料理です。材料はシンプルなものの、家庭やお店によって少しずつ個性が異なります。今回は有機食材にこだわりを持つクレープリー、グー・エ・グルモンディーズ(Goût & Gourmandise)というお店を紹介したいと思います。
◇美味しい食材が集まるリス広場のすぐそば
今回紹介するクレープリーは、毎週土曜日に地域の新鮮な食材が集まるマルシェ・デ・リスが開かれるリス広場の端にあります。地元の方からもお墨付きのクレープリーです。
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◇美味しさの秘訣は食材と作り方にあり
このクレープリーは、ビオの地元食材を使うことに誇りを持って営業をしています。レシピはブルターニュの最西部フィニステール風で、薄くてしっとり、縁がさっくりしている生地が特徴的です。クレープリーでは作り置きした生地を使うことも珍しくないそうですが、このお店ではオーダーを受けてから一枚ずつ焼いてくれます。そんな一手間が、このお店のガレットが愛される理由なのかもしれません。
※参考:ガレット・コンプレ(卵、ハム、チーズ):5、8ユーロ
◇有機リンゴのシードルと一緒に
ブルターニュ地方の名物と言えばリンゴを使ったお酒シードルです。このお店では、有機農法で育てられたリンゴを使ったシードルを楽しむことが出来ます。辛口のブリュット、香りの良いフリュイテ、やや甘口ドゥミ・セックの3種から選ぶことが出来ますが、ガレットに良く合う辛口をセレクトしました。リンゴのフルーティーさと程良い酸味がガレットと相性抜群で、複雑で芳醇な香りを楽しむことが出来ました。ブルターニュでしか味わえない絶品シードルをぜひご賞味あれ!
※参考:シードル・ビオ(750cl):9、9ユーロ
◇クレープならフランベがお勧め!
最後に紹介するのはクレープ・フランベ。ウィスキーやコニャック、グラン・マルニエと言った高アルコール度数のお酒に火を付け、アルコール分を飛ばしつつ濃厚な香りをクレープへと移します。写真では少し見えにくいかもしれませんが、テーブルで最後の仕上げをしてくれるので、燃え上がる炎と共に広がる芳醇な香りを楽しむことが出来ます。
※参考:クレープ・フランベ:5、9ユーロ
昼過ぎにはサロン・ド・テとしても営業していて、美味しい紅茶や手作りの焼き菓子、アイスクリームも楽しむことが出来ます。フランスの家庭で食べられる、素朴で温かみのあるガレットを試してみたいという方にお勧めのお店です!
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それでは、次回もとっておきの地元情報をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
〈文・写真:高津竜之介〉
■今回紹介したお店
・店名:グー・エ・グルモンディーズ(Goût & Gourmandise)
・住所:5 Place du Bas des Lices, 35000 RENNES
・アクセス:メトロ「サン・タンヌ駅」から徒歩10分
筆者
フランス特派員
高津 竜之介
NPO法人「日本で最も美しい村」連合在フランス研究員。レンヌ第2大学言語学部非常勤講師。現在は同大学人文社会学研究科において「世界の最も美しい村の比較研究」をテーマに博士課程在籍中。
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