![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122222_fcd93932_w1920.jpg)
パリのグルメストリート・モントルグイユ通り周辺のおすすめレストラン5選
パリ中心部レアールの北側にあるモントルグイユ通りはパリを代表するグルメストリートです。元は中央市場があった地区のためレストラン以外にも食全般に関するお店が今も多数残っています。モントルグイユ通りで訪れたい飲食店5選をまとめました。
パリ随一のエスカルゴ専門店「レスカルゴ・モントルグイユ」
![店の上に飾られた大きなカタツムリが目印](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122314_f97a29eb_w1920.jpg)
フランスを訪れた際、ぜひ本場で挑戦すべき料理のひとつがエスカルゴ。食用のカタツムリを用いた料理です。その専門店がモントルグイユ通りにある1832年創業のレスカルゴ・モントルグイユです。
殻にパセリとニンニクのみじん切りを練り込んだバターを詰めてオーブンで焼く通常のもののほかに、トリュフやフォアグラ、トウガラシを加えたものなど、専門店ならではのさまざまな調理法のエスカルゴを堪能できます。エスカルゴの食感は、ツブ貝のような巻き貝と似た食感で、味は臭みもなく基本的にニンニクとバターの香ばしさで食べやすいです。
値段は6個で12ユーロから(味付けによる)。さまざまな味の盛り合わせも6個18ユーロと比較的手軽に食べることができます。
![エスカルゴの盛り合わせ(ノーマル、フォアグラ、トリュフ)](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122335_ba8d4f34_w1920.jpg)
レスカルゴ・モントルグイユで楽しめる料理はエスカルゴだけではありません。フランスで定番のフォアグラ、生牡蠣、カモのコンフィ、牛肉のタルタルステーキ、シタビラメのムニエルなど昔ながらのフランス料理もそろっています。
エスカルゴと並び日本では食べないけれどフランスでは食べる料理にカエルがあり、これも注文できます。エスカルゴ同様にパセリとニンニクとバターで調理されており、白身魚と鶏肉の間のような食感です。
![カエルのもも肉のエスコフィエ風](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122357_22f4752f_w1920.jpg)
![カモのコンフィ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122414_fd4b467d_w1920.jpg)
![牛フィレ肉のロッシーニ風](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122435_137102fe_w1920.jpg)
伝統的フレンチをひととおり試してみたいという場合には最適のお店です。
前菜からデザートまで満遍なく堪能できるビストロ「レザルティザン」
![青い外観が目を引く](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122543_9d9b40ab_w1920.jpg)
レスカルゴ・モントルグイユが昔ながらのフレンチだとしたら、レザルティザンは現代ビストロ料理です。ずっしりとした伝統的なフレンチと比べて、軽く華やかでありながらもビストロ料理なのでボリュームもそこそこある、モダンなフランス料理を堪能できます。
![牛サーロインのステーキ](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122602_4b0f929f_w1920.jpg)
レザルティザンでもエスカルゴ(ブルゴーニュの天然物)を扱っているので、今風のビストロ料理が好みなら、こちらを選択肢に入れてみても良いかもしれません。
レザルティザンの特徴としては、通常のビストロよりデザートに力が入っているところ。シェフパティシエであるマチュー・マンダール氏のデザートは、レザルティザン店内だけでなくスイーツのセレクトショップ「フー・ド・パティスリー」で売られたり、百貨店のゲストスイーツとして出張販売されることがあります。
英ファストフードをパリ風に「ジョアナズ・フィッシュ・アンド・チップス」
![TBSドラマ『グランメゾン東京』のロケにも使われた](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122634_352bb570_w1920.jpg)
レストランに入るより、もう少し手軽に食事を済ませたい時に重宝するのがファストフード。モントルグイユ通りから小径に入ったサン・ソヴァール通りにあるジョアナズ・フィッシュ・アンド・チップスは、イギリス名物であるフィッシュ・アンド・チップスを食べられるパリの専門店です。
![フィッシュ・アンド・チップスと添えられたマッシー・ピーズとタルタルソース](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122653_cc823546_w1920.jpg)
フィッシュ・アンド・チップスはシンプルな料理ではあるのですが、シンプルさゆえに素材の良さや揚げ方ひとつで、出来上がりも変わります。同店のフィッシュ・アンド・チップスは、サクサクの衣とポテトの揚げ具合がちょうど良い塩梅。フィッシュ・アンド・チップスの他にバーガーやナゲットもあります。ビールなどと合わせて注文したいです。
店内は広くないためランチの時間帯などはすぐいっぱいになります。持ち帰りではなく店内で食べる場合は、12時の開店と同時に入ることをおすすめします。
- Johana's FISH & CHIPS(ジョアナズ・フィッシュ・アンド・チップス)
- 住所
- 30 Rue Saint-Sauveur 75002
ベトナム風サンドイッチ、バインミーを食べられる「ミス・バインミー」
![ランチの時間帯はいつもテイクアウトの列ができる](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122749_f3947be9_w1920.jpg)
パリは多国籍な町で、アジアやアフリカ料理がとても浸透していますが、そのなかでもおすすめなのがベトナム風サンドイッチであるバインミーです。19世紀中ごろにベトナムがフランスの植民地だった時代、当時手に入りやすかったバゲットを元に作られたベトナムを代表する料理です。バゲットに野菜、パクチーなどの香草、マリネした肉などを挟んだ料理で、今ではパリのエスニック・ファストフードの代表格です。
![ランスとベトナムの良いとこ取り](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122808_5207668b_w1920.jpg)
モントルグイユ通りから横道を入ったマンダール通りに専門店「ミス・バインミー」があります。値段もスタイルも手軽に食べられるのが嬉しく、ランチタイムには多くの人でにぎわいます。
テイクアウトだけでなく店内でも食べることができ、またバインミー以外にもカクテルやご飯がベースになったバインミー・ボウルなどもあります。
- Miss Bành-mi(ミス・バインミー)
- 住所
- 5 Rue Mandar 75002
有名パティシエのスイーツを集めた「フー・ド・パティスリー」
![](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122859_e422e291_w1920.jpg)
パリには有名パティシエのお店が点在していますが、それら有名パティシエのスイーツをセレクトショップとしてまとめてしまったのがフー・ド・パティスリーです。同名のパティスリー専門店が運営しています。
ピエール・エルメ、アンジェリーナ、ユーゴ・エ・ヴィクトール、シリル・リニャック、カール・マルレッティなどのケーキが同じショーケースにずらり。1ヵ所でいろいろと食べ比べができてしまいます。ケーキだけでなく、チョコレートやクッキーなども売っています。
![今日はどこのパティシエの商品が仕入れてあるか、パティシエの顔写真とともに掲げられている](https://static.arukikata.co.jp/data/article/3001000/3000645/20221206_122927_248c1b92_w1920.jpg)
なお、モントルグイユ通りには忘れてはいけない老舗パティスリー「ストレー」も。すぐそばにありますので両店をハシゴしても良いかもしれません。
※本文中の価格は2022年8月現在のものです
監修:地球の歩き方
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10089/20221012_154417_c8a0c44c_w320.jpg)
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
【記載内容について】
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