福生市には不思議な名前の公園があります
こんにちは!
地球の歩き方 東京特派員ブログ担当のみみです。
先日、福生市で不思議な名前の公園を見つけました。
その名も「みずくらいど公園」。
ミズクライド? 何語でしょうか。
ひらがなで書かれている公園名ですが、それがどういう意味なのか、入口に向かうとわかります。
水喰土公園が正式名称でした。
何だか怖い名前ですね。
公園内は、ちょっとした広場がありますが、あとは雑木林のような緑の茂った場所で、自然をそのままいかしてあるようでした。
しばらく歩くと、説明板のようなものがありました。
福生市指定史跡 玉川上水開削工事跡 と書かれた碑のようなものがあります。
説明板を読んでみると、ここは玉川上水を開削工事の跡だということです。
玉川上水は、1653年(承応2年)に江戸市民の飲料水の確保のために、多摩川より引水して江戸市中に配水するために開削工事が行われました。
この公園がある付近に工事が差し掛かると、どれだけ掘っても水が地中に吸い込まれてしまい、結果工事が失敗してしまいました。
このあたりには、砂利の層があり、そのため水が地中に吸い込まれてしまったのではないかとのことです。
水が吸い込まれていくことを「土が水を喰らっているようだ」と考えたのか、「水喰土 みずくらいど」と呼ばれるようになったんですね。
玉川上水は、また別の場所を掘り直し、無事に完成しましたが、現在でもこの公園内には「みずくらいど」のために開削工事を中止した跡が27mほど残っています。
階段で、堀跡に降りることができます。
この、道のようになっている部分が玉川上水になるはずだった場所だということです。
「みずくらいど公園」
不思議な名前に興味を持って訪ねてみました。
もし福生市へ行かれることがありましたが、ぜひ訪ねてみてください。
【みずくらいど公園】
福生市大字熊川1359-1
アクセス JR五日市線 熊川駅徒歩5分、JR青梅線、五日市線、八高線、西武拝島線 拝島駅から徒歩15分
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