ニンファ庭園(イタリア・ラティナ県)絵画の世界のような"世界で一番ロマンチックな庭園"
Ciao, 皆さんこんにちは。
Ericaです。
11月に入り、ようやく秋を感じられる季節になりました。
こちらイタリアはローマ近辺も朝晩は特に肌寒くなってきました。
そんな秋を感じに、先日ラツィオ州のラティーナという地域にあるニンファの庭園に行っていました。
ここは、ニューヨークタイムズに「世界で一番ロマンチックな庭園」と称された場所です。
ここは、春から秋にかけての数日間しか公開されません。
庭園内の生態系を守るため、日数を限ってガイド付きでの散策が可能になっています。

「ニンファ庭園」とはどんな庭園なのか?
1921年にジェラシオ・カエターニによって、元々は小さな町だったこの地がイギリス流の庭園へと作り上げれました。彼は、旅先で出会った世界中の植物を持ち帰り、この庭園に上に小さな地球のような空間を作りました。現在でも世界中の人々を魅了しています。
まず、ニンファという名前ですが、古代ローマ時代に泉の神を祀る神殿を「ニンファエウム」と呼んでいたことから始まります。
ローマ時代にはすでにこの地域にあったとされる小さな町で1159年にアレクサンデル3世 (ローマ教皇)がこの地で教皇に任命されました。
わずか150ほどの家といくつかの教会があったのみの小さな町でしたが、12世紀にはこの町の外に城が建てられました。サンタ・マリア・マジョレ教会がこの町にとって大切な教会とされました。
しかし、平坦な土地柄も理由となり、敵からの襲撃に苛まれ、あまり長い歴史を持てなかったとされます。
16世紀、18世紀と当時の教皇やカエターニ家によって再生が図られましたが、そう長くは続かずに町は滅びてしまいました。
実際、庭園内を歩いてみた際の様子です。
まず、事前に予約をしていた時間に受付を済ませ、ガイドさんと合流します。
約30人程。庭園内を説明を受けながら散策しました。
あいにくの雨模様でしたが、幸運にも外を散策中は雨が止み、じっくり見ることができました。
まず、入ってすぐに、廃墟となっている建物が見えます。
廃墟といえども、すでに絵の中の世界に引き込まれたよう。

これが、町の第一の教会、サンタ・マリア・マジョレ教会の建物です。
何百年も経つというのに、このようにまだしっかりと当時の余韻を残しています。

大きな北アメリカ産のナッツの木の下です。
硬い木のみが落ちてきて、当たると危険なので立ち止まらないようにと注意書きがありました。
本当に大きいので、当たると相当痛そうです。


紅葉の季節、落ち葉がたくさん道にあって、秋を感じます。

この小さな橋と、綺麗な小川が絶景でした。
この水はとても澄んでおり、中の生物も上からよく見ることができます。

また東洋のエリアもあり竹や、モミジなども植えられていました。

ツアー最終あたりで見える城跡もとても風情がありました。

本当に絵の中の世界に入ったような幻想的な世界にひたすら浸れる場所でした。約1時間と少しのツアーですが、本当にあっという間。
たくさんの植物を見ることができるこの庭園ですが、四季や時間帯によりさまざまな景色が見られるのも楽しみなところです。次回は春にも行ってみたいと思いました。
皆さんも是非、一度足を運んでみてください!
きっと、素敵な景色が見られると思います!
ニンファの庭園
・住所:Doganella di Ninfa
Via Provinciale Ninfina, 68
04012
Cisterna di Latina (LT),ITALIA
・費用:15.5ユーロ(オンライン予約手数料0.5ユーロ込み)
※事前予約必須です。ホームページより予約できます。
・公開日:4月から11月の指定された日程(詳細は、ホームページをご確認ください)
※ガイド同行でのみ散策可能です。(イタリア語・英語)
・アクセス:
電車:Roma Termini(ローマテルミニ)駅よりLatina (ラティーナ)駅で下車。(約40分)
駅からシャトルバスにて。
(2019年時点、1日3本:詳細はhttp://www.sentiero.eu/en/ninfas-shuttlebus-timetable
車:無料駐車場あります。(ローマ中心から約1時間半ほど)
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筆者
イタリア特派員
Erica
ローマ郊外在住です。イタリアの小さな町が好きで、時間を見つけ色々と探検しています。
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