11月中旬の風景、これ何だと思う?
まずは、写真からどうぞ。
青空の下、大きな畑にトラクターが掘り起こしたものが山積みになっています。
道路の上に盛り上がった土地があり、そこに茶色のものがコロコロと山積みになっています。
答えは、砂糖の原料となるテンサイです。
ドイツでは、サトウキビでなくテンサイから砂糖を作ります。
日本では、北海道でテンサイが、沖縄でサトウキビが栽培されているようですが、ヨーロッパ各地の気温にはテンサイが適しているわけです。
ちなみに、レーゲンスブルクには、実はバイエルン州で一番古い砂糖工場がありました(1899-)が、2008年にその歴史を閉じました。
それ以前は、この季節に家の扉を開けると、変に甘いような臭い香りがレーゲンスブルクを漂っていたんですよ。
そして、シュトラウビングの方に向かう道路 B8 は、この時期トラクターがゆっくり走ったりしてノロノロ運転をする覚悟が必要でした。懐かしいですね。
2009年の秋に煙突が破壊されたのですが、当時小さかった子供たちを連れて、見に行ったのは遠い昔の物語。
そのあとも実際は2017年までレーゲンスブルクでにSüdzucker (スードゥツッカー)の工場の一部が残っていました。
スードゥツッカーは、世界で最も大きな砂糖の会社のようです。
現在は、そこは新しく住宅街や医療センターなどの複合地区として開発されていますが、その名も「CANDIS」。
氷砂糖のことを、ドイツ語ではKandis(カンディス)と言いますが、名前の由来はその辺でしょうか。正しい CANDIS の名前の由来は私は詳しくは知りません。
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