フランスのクリスマス「サントン」
フランスの伝統的なクリスマスで欠かせないSantons サントン。
サントンとはフランス、プロヴァンスで作られる焼き物の人形でキリストの降誕場面を表現してクリスマス時期に飾られます。プロヴァンスで作られる工芸品でもあるサントン人形、昔のプロヴァンスの人々の姿をしたものもあり、伝統的な服装と当時の一般的な生活場面がサントン人形から見えてきます。
フランスでは毎年少しずつ買い足していく家庭も多いです。わが家では新たに橋と小川の空間を造りました。拾って来た木の枝なども利用してよりリアルに造り込んでみました。
夜は暖かな雰囲気に。
サントン人形の中でキリスト降誕を表現している人形はCrèche de Noël クレシュ・ドゥ・ノエルと呼ばれます。1789年にフランス革命の勃発で、教会も富の象徴のひとつとされ、焼かれたり破壊されてしまいます。そのため人々は教会へ行くかわりに家でクレシュ・ドゥ・ノエルを飾り、お祈りをしたのがサントン人形の始まりと言われています。12月に入るころ飾り始めますが、赤ちゃんのイエス様はまだ飾りません。
クリスマス当日まで待ってこのように飾られます。
家族で毎年サントンを飾る時間もクリスマスの楽しみのひとつです。少しずつ集めたり、粘土などで手作りするのもいいかもしれませんね。
筆者
フランス特派員
ティエリー
南フランス / コートダジュールでフランス人の夫&猫と暮らしています。現地から素敵な写真、おいしい写真もお届けしています。
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