【ミッション地区】メキシコパン"コンチャ(Pan de Concha)"
▲朝パイ
皆さんは、朝ご飯はどんなものを食べていますか? 私は起きたらコーヒー入れて、お花のお水を変えたりしてから冷蔵庫の中を物色して決めます。なのでご飯の日もあれば、朝からうどんって日もあります。余談ですが、昔々キリスト教は夕ご飯のあとからは断食の習慣がありました。この断食をファスト(Fast)というのですが、朝になるとこの断食は朝ご飯によって破ら(Break)れます。これが"ブレークファスト(Breakfast)"
▲メキシコパン屋さん
さて、サンフランシスコ最古のエリアが、ミッション地区。メキシコ・ヒスパニック系の方たちの昔からのコミュニティとして、明るくラテンの雰囲気があふれるエリアです。最近は、再開発によって近代的な建物が増えてきて、またテック関係の方も住み始めたりしています。しかし、バート24th通り駅周辺は、それでもかつての面影が色こく残り、スペイン語が飛び交っています。
そんな一角に私たちが「メキシコパン」と呼んでいるベーカリー&コーヒーショップが何軒かあります。メキシコと言えば、ブリトーやタコスのイメージがありますが、実は日本で言う"おやつパン"も有名なんですよ。メキシコ旅行のとき、ホテルの朝食でたくさんメキシコパンが並んでいて毎朝迷っていました。またメキシコは、コーヒーが酸味が柔らかくとてもおいしくて、おみやげにコーヒービーンズを買って帰ってきたほどです。聞けばメキシコの朝食は、コーヒーとメキシコパンがポピュラーなんだそうです。コーヒーにパンを浸して食べるみたいですね。
▲店内2名まで
「ラ・レイナベーカリー&コーヒーショップ(La Reyna Bakery & Coffee Shop)」は、1965年にサンワキンバレーで始まり、サンフランシスコに引っ越し、かれこれ50年以上続いてる家族経営の伝統的なメキシコパン屋さん。お店に入るのを待ってる間にガラスケース越しに何にしようか考えるわけですが、メキシコパンの材料はいたってシンプル、小麦粉・酵母・バター・卵・砂糖、塩。時には、バケットの親戚みたいな塩味パン(ボリオ/Boliiio) サンドイッチ用白パン(テレラ/telera) もあります。スペイン人が小麦粉を持ち込むまでは、トウモロコシの粉でパンを作っていたようです。
▲大きいことも大事なこと
材料がシンプルなのと、大きいのも特徴、とにかくデカイ。最初の写真のリーフパイ(オレハ/Oreja)は、大人の掌サイズ、少食の人は1個も食べきれない大きさ。しかも1個$2以下で値段が安い(オレハは$1.35)。通常、朝・晩2回焼き立てを提供するそうです。
▲コンチャ
メキシコパンの代表が、"コンチャ(Pan de Concha)"。貝殻(Sea Shell)という意味のスペイン語です。日本のメロンパンみたいですよね。砂糖のコーティングは、オリジナル、カカオ、ピンク。出来立ての時間に合わせて集まってくるアミーゴたちは、5個6個と買っていくんです。 親子で買いにきてどれがいいか楽しそうに選んでいる風景は、町のパン屋さんそのものです。
明るくって優しい国メキシコ。
残念ながらいまは行くことが困難ですが、ここに来るとなんだかメキシコにいるような気分になるミッション地区です。
【La Reyna Bakery & Coffee Shop】
・住所: 3114 24th ST San Francisco, CA 94110
・営業時間: 毎日 9:30~19:00
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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