食事は人生のたのしみ。赤ちゃんからはじまるフランスの食育

公開日 : 2022年09月11日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは

フランスで育児をしていると、日本とフランスの違う点に驚かされます。

なかでも揺るぎないフランス食文化。

前菜、主菜に続き、レストランやカフェでは、食事の後に必ずデザート。家でも簡単なものでもデザートを用意します。

主菜をなんだったらちょっぴり残してでもデザート。老若男女、食後はしっかり甘いものをとります。

アジアと違い、伝統的には西洋の食事にはお砂糖を使わないからです。

食事にはお塩、デザートにお砂糖と分けているためデザートまでがコースになっているのですね。

このフランスの食文化は赤ちゃんの時から見てとれます。

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▲こちらは娘の通う、パリ市運営公立保育園の給食メニュー。

乳児用の月曜日のメニューには

前菜にメロン、

メインは七面鳥を細かくしたもの

付け合わせはネギのピュレ

食後のチーズはヤギのシェーブルチーズ

デザートにりんごとパイナップルのコンポート

と書かれています。

デザートの前に毎日チーズが日替わりで用意されているのも、さすがフランスですね。

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農業大国フランスのお野菜はみな甘く、味がしっかりしているので塩を足す必要は大人でもあまり感じません。フランス料理はこってりぎっちりしたイメージを持たれがちですが、季節の野菜や果物をしっかり摂るため、意外とヘルシーなのです。

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給食ではありますが、必ずこのメニューを全員が食べなくてはならない訳ではありません。

多国籍、多様な文化が入り混じる国ですので、人によって食べるものが違うのは当たり前。

小学校の給食も、週に一度以上のベジタリアンメニューを取り入れる自治体があるなど、近年その傾向は顕著に。

食事は栄養をとるもの、それはもちろん大切ですが楽しむものでもあります。フランスでは、そう考えられています。

では、赤ちゃん連れで旅行される際、離乳食はどうしたら良いのでしょう?お子さま連れの旅行で、全部持参するとなると大変です。現地調達も簡単なのでご紹介します。

スーパーでも既製品の離乳食の取り扱いがとても豊富。

添加物も一切なし。というのも、EUでは添加物の規制が非常に厳しく、日本の50分の1の種類しか認められていないのです。

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▲瓶の原材料は野菜と水のみ。とてもシンプルなので使いやすいですよ。これはパネという白くて甘い人参のピュレです。

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▲月齢が記載されているので、わかりやすい!15ヶ月向けのものも食塩・添加物は一切なし。代わりにハーブ、クミンなどの香辛料が使われていることが多いです。

これらはMonoprixは勿論、Naturaliaや日本出店もしているBio C'est Bonでビオ、有機食材を使用した離乳食を購入できます。もちろん外食先で温めをお願いすることができます。

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フランスにいらした際は親子で食事も楽しんでいらしてくださいね♫

それではまたà bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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