山梨特派員ローマへ行く~2022秋〈その3〉バスの乗り方

公開日 : 2022年10月26日
最終更新 :
筆者 : 水月
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ボンジョルノ~北杜・山梨特派員の水月です。「山梨特派員ローマへ行く」シリーズ第3弾は「バスの乗り方」です。ローマの街なかには、メトロやトラムも走っていますが、なにしろバスが便利なんです。

けれどそのバス、路線が多すぎて経路図が入手できないほど入り組んでいて、日本人観光客が乗りこなすのはハードルが高いと敬遠されがち。もったいないことです。

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まずは、チケットを買いましょう。スイカなどの交通系電子マネーはありません。
あらかじめ持っている切符を、自動検札機で刻印するスタイルです。
切符を持たずにバスに乗ると、突然検札スタッフが乗ってきて、パスポート提示と罰金を要求される場合があります。チケットは、1回分€1.5で何度乗っても100分間有効、メトロ(メトロは乗車1回のみ有効)とトラムにも使えます。タバッキやキオスクで購入できます。24時間券は€7、48時間券は€12.50、72時間券は€18、一週間券は€24です。滞在日数などに応じて選ぶとよいですね。

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この黄色い看板がバス停です。ここに「8」「H」などバス路線の種類と停車する場所の名前があります。

それにしても、バス停にこの路上駐車。日本ではあり得ませんが、ローマでは日常です。

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これはテヴェレ川にかかるテスタッチョ橋ですが、渋滞しているんじゃないんですよ。すべて路上駐車です。バスに乗るときにも、車に注意してください。そのうえで、乗りたいバスが来たら、手を上げて合図を送りましょう。見逃されてしまうこともあるんです。

バスに乗ったら、まず自動検札機で刻印します。切符を持っていても、刻印していないとパスポート提示と罰金です。検札はけっこう頻繁に行われていて、わたしも2度目撃しました。

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ここからGoogleマップの登場です。たとえば「テルミニ駅」から「ヴェネツィア広場」まで行ってみましょう。何種類かバス路線が出てくるので、選びます。

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ルートを選ぶと、地図が出てきました。

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途中の停留所名も、クリックすれば出てきます。

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降りる場所は、乗りながら現在位置を追っていきます。停留所名はイタリア語で聴きとれない場合もあるので、降りる前の停留所を通過したら「ストップボタン」を押します。混んでいる場合は「ペルメッソ(すみません)」と声をかけましょう。

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いかがですか。街の端から端まで縦横無尽に走るバスを乗りこなせれば、ローマの旅も楽しさ倍増です。

ただし混み合うバスのなかには、スリが潜んでいる危険もあります。たすき掛けバッグにしたり、ファスナー付き、鍵付きなど対策をした鞄をしっかり抱えて、スキを見せないように注意して旅を楽しんでくださいね。

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☆「山梨特派員ローマへ行く~2022秋」シリーズバックナンバーはこちら

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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