海外でレンタカーする人必見。国際運転免許証の取得方法

公開日 : 2022年11月18日
最終更新 :

出発時刻や時間帯に縛られず、クルマで自由に旅行を楽しみたい。レンタカーを渡航先で借り、運転する場合は、国際運転免許証(International Driver Permit)が必要となる。ここでは、国際運転免許証の取得方法と注意点をお伝えしたい。

目次

国際運転免許証の所得方法

国際運転免許証は日本の運転免許証があれば誰でも取得可能だ。有効期間は発行から1年間(ただし、日本の運転免許証の有効期間が1年未満の場合はその期日まで)。取得に必要なものは以下の通りだ。
(1)有効な運転免許証
(2)パスポート等渡航を証明するもの(ビザの申請などで手元にない場合は、パスポートのプロフィールページのコピーでも可)
(3)写真……1枚(タテ50mm×ヨコ40mm、6か月以内に撮影したもの)
(4)申請用紙 窓口に用意されている。
(5)手数料 2400円
※写真のサイズが特殊なので、注意したい。発行場所に専用の写真撮影機がある場所も多いので、活用しよう。

上記を用意し、発行場所となる各自治体の公安委員会が管轄する運転免許センターなどで発行する。基本即日発行だが、通常の運転免許の発給日とは曜日や時間が異なる場合があるので、事前に確認しておこう。窓口で上記の書類などを提出すると、すぐに発行してくれる。

国際免許証の注意点

国際運転免許証の注意点としてはこの書類は単なる日本の免許証の翻訳だということだ。使用には同時に日本の免許証も持参しないと効力がないので注意したい。また、国際運転免許証で運転できるのは、ジュネーブ条約加盟国に限定されており、アフリカや南米など、一部の国では国際運転免許証を認めていない。また、一部の国などは国際免許証を認めていない。例えば台湾では日本の国際運転免許証の使用は認められていないが、日本の運転免許証と中国翻訳文を所持していれば自動車の運転が可能となる。翻訳文は交流協会(台北、高雄事務所のみ)または日本自動車連盟(JAF)が作成したものであることが必要だ。詳細については交流協会の公式サイトhttps://www.koryu.or.jp/consul/drivers/detail1/で確認を。また、国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約締約国)については警視庁サイトhttps://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai04.htmlを参照してほしい。

海外のクルマ文化を体験したいなら、レンタカーを使わない手はない

「事故になったらどうしよう」「ガソリンや保険などの手続きが不安」など、海外ドライブ初心者にとって、レンタカーはハードルが高く見えるかもしれない。ただ、海外の旅行慣習や旅のスタイルを肌で感じることができるクルマ体験は旅を豊かにしてくれる。筆者はハワイ、スペインのイビザへ旅行した時にレンタカーで旅をしたが、制限速度や自由度の差、ガソリン給油の際に給油口から違って戸惑ったものの、同じ場所にいたドライバーに教えてもらい(なぜか彼も自分のクルマと給油口が違ったのかしばらく格闘していた)、話をしたことなど旅の印象としてとても強い思い出が残っている。さらにカウアイ島では、クルマが路肩に落ちてしまい、人生初のタイヤパンクを体験してしまった。車をジャッキアップし、スペアタイヤに交換する間、その後の手続きについて気分が暗くなったが、レンタカー会社に持ち込んだところ、気のいいおじさんが瞬時に同じ車を用意してくれ、なんの書類もなく送り出され、保険の力を実感した経験もある。自分の行きたいところに自分の足で行ける充実感は得難いものがある海外のドライブ体験をぜひ肌で感じてほしい。

筆者

地球の歩き方編集部 

上原 康仁

地球の歩き方web編集長 取材のこぼれ話の他、登山関連情報の発信が多いです。

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