竹林と紅葉景色・12月初めの京都・洛西「地蔵院」

公開日 : 2022年12月03日
最終更新 :
筆者 : Akio

京都も12月に入って、気温は一気に冷えて朝には霜が降りて来ました。
洛西の古刹・地蔵院です。

嵐山から桂川を南に下った西山エリアには、松尾大社に月読神社、鈴虫寺や常住寺、
世界遺産の苔寺など見どころの多いエリアでもあります。
そんな西山エリアにある地蔵院は、京都の紅葉では遅くまで紅葉が見られるところです。
地蔵院は、バス停の「苔寺・すず虫寺」から石段を上った先にあります。
小高い丘に並ぶ住宅街を少し歩くと、紅葉と竹に包まれた山門が見えてきます。
山門までは見頃を迎えた楓の木々が続いています。

見上げると、空高くのびる竹と紅葉がとてもきれいです。

ここは、幼少期の一休さんが過ごしたお寺でもあります。

細川家ゆかりの寺院

「竹の寺」の愛称で親しまれている地蔵院は、1367年に室町管領の細川頼之公が
夢窓国師の弟子の宗鏡禅師を招いて建立しました。

奥に見える本堂は1937年に再建されたもので、延命安産の地蔵菩薩が本尊として祀られています。

境内奥に建つ一休禅師母子像

母子像の銅板には......
「一休が生まれたこの地は、ここ地蔵院のあたりらしい。
 このあたりは竹藪の深い森が多い。地蔵院も「竹の寺」と呼ばれていた。
御所を追われた母子が暮すにふさわしい場所といえよう。
縁側に腰かけていると母に手をひかれた一休が、いまにも現れるように思えてならない」
                             水上勉「一休を歩く」より

色づいたもみじと竹林の世界に、ただただ見入ってしまいます。

猪目窓のある茶室

境内奥の方丈へと進むと、猪目窓のある茶室があります。
方丈前には苔むした十六羅漢の庭があり、方丈内にはガラシャ夫人の絵や、細川護煕前首相が書かれた
屏風が拝見できます。

地蔵院の辺りは山が近くて、12月の今は午後4時を回ると夕暮れが訪れます。

きっと、一休さんが過ごした約620年前の頃は、
さぞかし静かな深秋の世界が、広がっていたのでしょうね。
参道には、舞い落ちたモミジが絨毯の様です。

佳境を迎えた12月初めの地蔵院の紅葉景色でした。

地蔵院
住所
京都府京都市西京区山田北ノ町23
TEL
075-381-3417
参拝時間
9:00~16:30(最終入山16:10)
拝観料
500円
アクセス
〇電車 阪急上桂駅→徒歩約12分
〇バス 京都駅前バス停・C6乗り場から京都バス83号系統
(五条通 嵐山・苔寺行き)に乗り、苔寺・すず虫寺バス停で下車。徒歩10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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