冬と春を分ける日「節分」。節分がにぎやかな関西のお寺3選で、厄を祓って新しい季節を!

公開日 : 2024年01月16日
最終更新 :

鬼は外!福は内!豆まきや恵方巻、イワシの頭などの慣習でおなじみの節分は、寺社仏閣などにとっても大変重要な祭事で、多くの寺社で節分の2月3日を中心に行事が行われます。1月18日に発売される新刊『御朱印でめぐる関西のお寺 週末開運さんぽ』の誌面のなかから、節分に大規模な行事を行うおすすめ寺院3寺をご紹介します。

【兵庫】門戸厄神 東光寺

門戸厄神 東光寺の本堂
門戸厄神 東光寺の本堂

厄除け・開運祈願やご祈祷で有名な兵庫の門戸厄神 東光寺。この寺院にはあらゆる災厄を打ち払うとされる厄神明王が祀られています。兵庫や大阪のみならず、関西一円から厄除を願ってお参りに来られるお寺です。

正式名は松泰山東光寺といいます。「西国薬師霊場第二十番」「西国愛染十七霊場第ニ番」「摂津国八十八箇所第七十六番」などの札所であり。日本三体厄神のうちのひとつとされます。平安時代から真言宗や天台宗といった密教寺院で行われている個人の本命星を供養してお札を受け、1年の除災招福を願う法会が「星祭・節分会」です。例年、午前10時から山伏がほら貝の音とともに営む柴灯大護摩供が催され、そえごま木や古札のお焚き上げが2日間にわたり行われます。

■門戸厄神 東光寺
開創/829年(天長6年) 山号/松泰山 宗旨/高野山真言宗
住所/兵庫県西宮市門戸西町2-26
電話/0798-51-9090
交通/阪急電鉄今津線「門戸厄神駅」から徒歩10分
拝観時間/6:00~18:00
御朱印授与/9:00~17:00    
拝観料/無料
URL/https://mondoyakujin.or.jp/

【京都】大報恩寺(千本釈迦堂)

千本釈迦堂
千本釈迦堂

大法恩寺は京都市上京区にあり、千本釈迦堂という通称で親しまれています。

毎年2月3日に「おかめ福節分祭」が執り行われており、この「おかめ」とは千本釈迦堂に伝わるおかめ伝説にちなみます。
鎌倉時代に千本釈迦堂の建設に携わった大工が失敗をしてしまいましたが、奥さんのおかめのアドバイスで立ち直り、本堂を完成させることができました。しかし、おかめは夫の失敗が世に広まることがないように、自ら死を選び、秘密が絶対に漏れないようにしたというものです。

この伝承にちなみ、本堂横に「おかめ像」があり、節分祭の時は、おかめ像は衣装と和傘で飾られます。おかめ福節分祭では法要や舞妓による舞の奉納、鬼追いの儀や関係者総出による豆まき、木遣音頭が執り行われます。

おかめ塚とおかめ桜
おかめ塚とおかめ桜

■大報恩寺
開創/ 1227 年(安貞元年) 山号/瑞応山 宗旨/真言宗智山派
住所/京都府京都市上京区七本松通今出川上ル
電話/075-461-5973
交通/市バス「上七軒」バス停より徒歩3分
拝観時間・御朱印授与/9:00~17:00
拝観料/境内無料

【京都】大覚寺

大覚寺の五大堂
大覚寺の五大堂

大覚寺は正式名を「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、京都市右京区嵯峨にある1200年の歴史があるお寺です。弘法大師空海を宗祖とする真言宗大覚寺派の本山として知られています。

この大覚寺では毎年2月3日には節分会(星まつり)が行われます。
毎年変わる星回りに影響されるという人間の一生。年の変わり目である節分に、その年の当たり星を祀り、悪い年は無事災難を免れるよう、よい年は一層よくなるよう祈る儀式が星まつりです。
大覚寺の節分会(星まつり)では、僧侶が出仕して、参拝者の新年の幸福やお願い事の成就をご祈願します。

■大覚寺
開創/876年(貞観18年) 山号/嵯峨山 宗旨/真言宗
住所/京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
電話/075-871-0071
交通/JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩20分、または市バス・京都バス「大覚寺」バス停下車すぐ
拝観/9:00~17:00(16:30受付終了)
御朱印授与/9:00~16:30
拝観料/お堂エリア500円(大人)、大沢池エリア300円(大人)
URL/http://www.daikakuji.or.jp/

節分とは、本来は季節が移り変わる節の前日をいうそうですが、現在では一般的に立春の前日をさし、冬の陰気が春の陽気に変わる日に邪気を払い豆をまきます。節分の行事に参加して、新しい季節を穏やかな気持ちで迎えてみてはいかがでしょうか。

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※当記事は、2024年1月16日現在のものです

PHOTO:『御朱印でめぐる関西のお寺 週末開運さんぽ』編集担当 山下  
PHOTO:PIXTA

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

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