
スイーツ好き必見、フランスの名物デザートとパリの名店5選
世界トップクラスの才能がしのぎを削っているフランスのパティスリー界。1度の旅行だけでは、すべては堪能できませんが、パリ観光でまずは押さえておきたい定番パティスリーとその名物スイーツを紹介します。
ラデュレでマカロンをつまむ

フランスのスイーツといえばマカロンを連想する人も多いはず。そして、そのマカロンの有名店のひとつが「ラデュレ」。華やかでカラフルで優美なラデュレのマカロンは、パリ市民はもとより、世界中のファンを魅了します。

ラデュレは2022年8月時点でパリ市内に10店舗あります。そのうちいくつかはイートインやサロン・ド・テ、レストランが併設されています。本店はマドレーヌ寺院近くのパリ・ロワイヤル店です。
マカロンはひとつからでも購入可能。マカロン片手にパリ散策を楽しんでも良いですが、せっかくなら店内でお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。朝食や昼食、ブランチにラデュレのレストランを組み込んでみてもいいですね。
アンジェリーナのサロン・ド・テでモンブランを楽しむ

パリでモンブランといえばまず誰もがアンジェリーナを想像するのではないでしょうか。特にパリ市内リヴォリ通りに面したブティックとサロン・ド・テは内装も豪華で美しく、フランス旅行の思い出作りにはぴったりです。

アンジェリーナのサロン・ド・テを訪れた際に試したいのが、ショコラ・ショー(ホットチョコレート)。ただ、モンブランとホットチョコレートを一緒に頼むと、日本人にとっては甘さで食べきれないこともありますので、その辺りは各人が好む糖分のキャパシティと相談しながら決めてみてください。モンブランは併設のショップで持ち帰りでも購入できます。

サロン・ド・テではスイーツだけでなく朝食や昼食も食べられます。クラブサンドイッチやクロックムッシューなどもアンジェリーナで定番の食事です。

ファッションデザイナーのココ・シャネルも通ったというアンジェリーナの雰囲気を存分に感じてみてください。
セバスチャン・ゴダールの伝統菓子に舌鼓を打つ

華やかな経歴に裏付けられた技術で、伝統的なフランス菓子に力を注ぐのがセバスチャン・ゴダールです。パリ市内9区マルティール通りが本店で、またサロン・ド・テも併設されているショップが1区チュイルリー公園近くにあります。
塩キャラメルやチョコレートなど、どのスイーツも魅力的なのですが、スペシャリテのひとつがミュシポンタンというケーキです。


ケーキ以外にもチョコレートやヴィエノワズリー(菓子パン)類も素敵なものが揃います。サロン・ド・テはルーヴル美術館から近いため、ルーヴル観光と併せて訪れてもいいですね。
ストレーのババ・オ・ラムにフランスらしさを感じる

パリの老舗パティスリーといえばストレーです。ポーランドの菓子職人ストレーにより1730年に創業しました。お店の雰囲気、売られている商品はとてもクラシックで、なかでも定番はラム酒に浸ったババ・オ・ラムです。

お酒の風味が強いので、アルコールが苦手な人はパイの中にクリームを詰めたピュイ・ダムールなどはどうでしょうか。そのほかにもイチゴを使ったフレジエなど定番のケーキが揃っています。

同店はスイーツ以外にも、サンドイッチやサラダなど食事系の食べ物も売られています。ランチ目的としても使えるお店です。
ベルティヨンで豪華アイスを食べる

最後に紹介するのがセーヌ川の中洲サン・ルイ島にあるアイスクリーム屋「ベルティヨン」。パリのアイスクリーム屋といえば真っ先に名前が上がるお店です。サン・ルイ島を中心に、ベルティヨンのアイスクリームを提供しているお店はパリ市内に多いですが、現地まで訪れたなら、ぜひサン・ルイ島にある本店サロン・ド・テで食べてみることをおすすめします。
サロン・ド・テをおすすめする理由は圧倒的なデコレーション。看板商品の「メルバ」など店内ならではの盛り付けとなっています。ちなみにメルバは日によってラズベリーかイチゴか選ぶことができる場合と、どちらかしか無い日があります。

メルバ以外にも、たとえば「マカロン・グラッセ」はアイスクリームをマカロンで挟んで、そこにソースを添えたもの。アイスクリームやマカロン、ソースのフレーバーはいくつかの選択肢から選ぶことができますので、自分なりのマカロン・グラッセを作れます。

アイスクリーム屋ですが、学校のバカンス期間に合わせて7月末から8月末は閉店しています。夏休みにサロン・ド・テを訪れる場合は注意が必要です。
監修:地球の歩き方

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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