オーストラリア流、クリスマスから年末にかけての過ごし方

公開日 : 2022年12月26日
最終更新 :

一大イベントであるクリスマスが終わってホッと一息。あとは年末を待つばかりです。
南半球にあるオーストラリアの12月は夏なので、慣れていないと変な感じがする人も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、今回はオーストラリアのクリスマスから年末年始までの過ごし方について書いてみました!

オーストラリアのクリスマスや年末は夏!

オーストラリアの一部の地域では毎年10月からデイライトセイビングスが始まります。それに伴い通常の時間より1時間時計が進むこともあり、シドニーやメルボルンなど南の地域は午後8時を過ぎてもうっすらと明るい日が続くので、観光にも良い時期です。

12月の大きなイベントは以下の3つ。

  • クリスマス
  • ボクシングデー
  • ニューイヤーズイブ

クリスマス当日にビーチに行くとサンタクロースの帽子をかぶっている人がたくさんいて見るだけでも楽しいですし、運が良ければサーフィンをするサンタクロースが見れるかもしれません。

そんな真夏のクリスマスを体験できる良い機会ではあるのですが、この時期にオーストラリアにいる人は要注意!というのも、12月25日のクリスマス当日はほとんどの大手スーパーマーケットやボトルショップ (酒屋)、飲食店なども閉まるからです。下手をすると何も食べるものがなく、町をうろうろすることになり兼ねません。

オーストラリアのクリスマスは事前準備が必須

オーストラリアのクリスマスは、ちょうど日本でいうお正月のようなものと考えると分かりやすいのではないでしょうか。クリスマスは恋人と過ごす日ではなく、家族で集まる日です。仕事も多くの人が休暇に入ります。

オーストラリアは基本的にイギリス式のクリスマスが主流ですが、夏なのでエビやカキなどのシーフード、南国系のフルーツ、大きな塊のハムなどもよく食べられます。庭や公園などでバーベキューする人もいます。

ですが、買い物は24日に済ませておくこと、もしレストランで食事をしたいなら事前の予約が必要なので気をつけてください。(アジア系のお店は当日でも開けているところもあるようですが)

そしてクリスマスの次の日は、ボクシングデーです。

ボクシングデーの楽しみ方はいろいろ

26日のボクシングデーは、大きなセールが行われる日です。ショッピングセンターなどは多くの人でごった返し、町はとても混雑します。お買い得商品を買いたい人には良いですが、ゆっくり買い物をしたい人はこの日を避けるのが無難でしょう。

ですが、ボクシングデーの楽しみ方は買い物だけではないんです。

・クリケットのボクシングデーテストマッチ
オーストラリアの人気スポーツ、クリケットのボクシングデーテストマッチが行われるので、スポーツバーに行ってビール片手に観戦するのも良いかもしれませんね。

・ヨットレース「Sydney to Hobart Yacht Race」
毎年26日は、シドニーハーバーからタスマニアに向けてヨットレースがスタートする日です。午後1時に出発するのですが、その様子はチャンネル7でも中継されますし、シドニーにいるなら実際に見に行くのも良いですね。
https://rolexsydneyhobart.com/ ではスタートの日が近くなったらカウントダウンも始まります。

ボクシングデーが終わると、いよいよ年末が近づいてきます。

年末は花火でカウントダウン

年末31日はオーストラリア各地でカウントダウンの花火が上がります。
特にシドニーは盛大に行われることで有名で、オーストラリア各地や世界中から多くの人がシドニーに集まり、人気スポットの場所取りは争奪戦になることも。

でも絶対にオペラハウスやハーバーブリッジ越しに見たい!などのこだわりがなければ、色んな場所で花火が打ち上げられるので、わりとどこからでも見物できますよ。
確実に場所を取りたい場合は、有料スポットを事前に予約するのも手です。値段はピンキリで、良い条件の場所は売り切れるのも早いので、早めに探すのをお勧めします。詳しくはhttps://www.sydneynewyearseve.com/events/ から。

花火の様子はテレビでも見れるので、家やホテルで年越しソバを食べながらゆっくりカウントダウンするのも楽で良いと思います。けれどやっぱり、派手な花火が上がる中の年明けカウントダウンは、その場にいる人たちと不思議な一体感を感じて感動するものがあります。

ただ、カウントダウンで盛り上がった後は、結構あっさりですけどね。

おそらく日本人には物足りない年始

オーストラリアでは、12月31日が終わると「ああ、年が明けたね」くらいで、特に何か特別なことはありません。むしろクリスマスツリーがまだ出ていてお正月っぽさが全くないので、日本人には物足りないかもしれませんね。

お正月なら、1月下旬〜2月のチャイニーズニューイヤー (日本の旧正月) の方が気分を味わえます。オーストラリアはアジア系の人も多いので、色んなイベントが開催されて楽しいですよ。
ちなみに、チャイニーズニューイヤーは年によって日付が違うのですが、2023年は1月22日からです。

さて、今年も残すところあと数日になりましたが、どんな年だったでしょうか。色んなことがありましたが、来年も良い年を過ごしたいものですね。

筆者

オーストラリア特派員

Eri オーストラリア

十数年前にワーキングホリデーオーストラリアに来たのがきっかけで、そのままシドニーに住んでいます。

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