ニューヨーク5番街でショッピング!有名ブランド店やデパートを一挙紹介

公開日 : 2023年03月03日
最終更新 :

ニューヨーク旅行の目的のひとつはショッピングだという方も多いはず。旅行者に人気のショッピングエリアは、ニューヨーク市マンハッタン区のど真ん中にある5番街(フィフスアベニュー)。49〜59丁目の間には、5番街の顔「ティファニー」、アップルファンの聖地「アップルストア」、グッチやルイ・ヴィトンのラグジュアリー・ブランドのニューヨーク旗艦店、高級老舗デパートが集結しています。ショーウインドーや店内のディスプレイを見るのも楽しく、ニューヨークまで来た記念に何か買いたいと思わせてくれます。

今回は、5番街周辺にあるブランド店、そして高級デパートを一挙紹介。また、5番街には高級店だけではなくデパートのアウトレットもあります。知っておくと得する情報もありますので、お見逃しなく!

5番街周辺にある有名ブランド店

それでは、主な有名ブランド店をピックアップして、店名のアルファベット(ABC)順に紹介します。

自由の女神やエンパイア・ステート・ビルを超える入場者数「アップルストア 5番街店」

ガラス張りの建物が美しいアップルストア 5番街店
ガラス張りの建物が美しいアップルストア 5番街店

アメリカを代表するブランドのひとつといえば、やはりアップル。世界中からアップル信者が訪れる「アップルストア」の5番街店は、年中無休で24時間営業。アップル社の新商品を試すことができ、ケースやアダプターなどのアクセサリーも充実。アップル製品に関するワークショップやセミナーを無料で開催しています。

年間5700 万人以上(2019年当時)が訪れ、有名観光地の自由の女神やエンパイア・ステート・ビルの入場者数を超えるというのだから驚きです。無料でアップル製品の充電ができるので、覚えておくとバッテリーが少なくなったときに安心です。また、トイレも利用可能です。

風情のあるグランド・セントラル店も合わせて訪れてもよさそうです。

  • 利用客で混み合う

    利用客で混み合う

  •  アップルのスタッフは赤のTシャツを着用

    アップルのスタッフは赤のTシャツを着用

  • アップル製品に関わるワークショップやセミナーを無料開催

    アップル製品に関わるワークショップやセミナーを無料開催

キャメル地のチェック柄が有名な英国ブランド「バーバリー」

5番街57丁目からルイ・ヴィトンを左折したブランド店が林立する場所にある「バーバリー」
5番街57丁目からルイ・ヴィトンを左折したブランド店が林立する場所にある「バーバリー」

「バーバリー」といえば、キャメルカラーに黒と白の太めのライン、赤の細めのラインで構成された「バーバリー・チェック」が人気です。定番のトレンチコートのほか、チェックをあしらったジャケットやジーンズも新鮮。

エレガントな腕時計が欲しいならフランスのブランド「カルティエ」

クリスマスシーズンにはひときわ目立つ「カルティエ」
クリスマスシーズンにはひときわ目立つ「カルティエ」

フランスのジュエリーのハイブランド「カルティエ」は、デザイン性が高い製品が多く、特にエレガントな腕時計が人気。最も人気の高いタンクシリーズはブレスレットのように美しく、100年以上のロングセラー。流行を問わず、一生ものになります。

憧れのツイードジャケットと香水 フランスのブランド「シャネル」

年末には行列ができる人気の「シャネル」
年末には行列ができる人気の「シャネル」

きっと誰でも一度は聞いたことがある「シャネル」。香水の「No.5」と特徴的な前ボタンのツイードジャケットが、ブランドのシグナチャー。観光客にも大人気で、列ができるほど。5番街の57丁目とマディソン街の間にあります。

  • ホリデーシーズンのデコレーション

    ホリデーシーズンのデコレーション

通勤や通学で普段使いしたい、ニューヨーク発ブランド「コーチ」

ブランド品でも手が届きやすく、使いやすいデザインの「コーチ」
ブランド品でも手が届きやすく、使いやすいデザインの「コーチ」

ニューヨーク発の「コーチ」は、通勤や通学時など、普段使いバッグとしての機能性が高いのが魅力。シンプルなデザインは服を選ばず、生地はとても丈夫。手が届きやすい価格帯なのも嬉しいポイント。

日本のブランドアンバサダーとして、日本人のファッションモデルやインフルエンサーが任命されているので、知っている方も多いかもしれません。

派手めの柄と色使いが特徴 イタリアのブランド「ドルチェ&ガッバーナ」

日本ではドルガバとも呼ばれる「ドルチェ&ガッバーナ」
日本ではドルガバとも呼ばれる「ドルチェ&ガッバーナ」
  • ウインドーには赤、黒、ゴールド、シルバーのバッグ

    ウインドーには赤、黒、ゴールド、シルバーのバッグ

イタリアらしい明るい色使いと派手な柄が特徴の「ドルチェ&ガッバーナ」。「ドルガバの香水」といえば、日本のアーティストの楽曲の歌詞にもなったほど人気でしたが、日本からは完全撤退しています。ブランドのファンの方は、ニューヨーク店に訪れてぜひ再会してください。

ズッカ柄がシグナチャー。イタリアのブランド「フェンディ」

イケメンのドアマンもいる「フェンディ」
イケメンのドアマンもいる「フェンディ」

ブランドデザイナー、カール・ラガーフェルドが思いついたズッカ柄(Fを組み合わせた柄)が「フェンディ」のシグナチャー。トレンドに敏感なニューヨーカーには、バッグのほかスニーカーも人気です。

履き心地を追求したイタリアのシューズブランド「フェラガモ」

履き心地のよいブランドとして定評がある「フェラガモ」
履き心地のよいブランドとして定評がある「フェラガモ」

ひと目で「フェラガモ」のものとわかる「ヴァラリボン」のシューズは上品で、フォーマルな印象を与えてくれます。天才靴職人がこだわった履き心地のよさが、ロングセラーの大きな要因となっています。

伝統とモダンが融合したオフィディアがシグナチャーのイタリアブランド「グッチ」

キャンペーン中の「ジャッキー1961」のバッグはジャクリーン・ケネディが愛用したことからの呼称
キャンペーン中の「ジャッキー1961」のバッグはジャクリーン・ケネディが愛用したことからの呼称

元はイタリアの馬具製造のメーカーであった「グッチ」は、ウェブライン(グリーン・レッド・グリーンの3本のストライプ)のデザインで人気に火がつき、見ただけでグッチのものとわかる人気商品になりました。

ラグジュアリーブランドながら、近年ではアレッサンドロ・ミケーレ(2022年11月退任)によりロゴのTシャツやスウェットパーカー、ドナルドダック柄などカジュアル感を融合させ、セレブやファッショニスタに愛されています。

GGパターンとウェブラインを融合させた、2018年に登場したデザイン「オフィディア」も、世代を超えて多くの人々から人気を集めています。

LとVを組み合わせたモノグラムは不変の人気。フランスのブランド「ルイ・ヴィトン」

5番街と57丁目が交わる一等地にある「ルイ・ヴィトン」
5番街と57丁目が交わる一等地にある「ルイ・ヴィトン」

創業者はもともと王室御用達の旅行用の衣装ケース職人というだけあり、デザイン性の高さ、品質の良さに加えて、頑丈さに定評があります。キャンバス地に社名のモノグラムを入れたバッグは、ひと目で「ヴィトンのバッグ」だとわかります。世界中のファンから愛されているブランドです。

イタリア王室御用達、ラグジュアリーブランド「プラダ」

有名ファッション雑誌編集長をモデルにした、映画『プラダを着た悪魔』で高級ブランドの代名詞に
有名ファッション雑誌編集長をモデルにした、映画『プラダを着た悪魔』で高級ブランドの代名詞に

イタリア王室御用達だったレザー製品の「プラダ」は、近年ロゴ入りナイロン製の黒いリュックで人気が再燃しています。スポーツブランドのアディダスとコラボしたことでも話題になりました。

2020年には、ディオールやカルバン・クラインで活躍したラフ・シモンズをディレクターとして迎え、カニエ・ウエストやエイサップ・ロッキーなどラッパーが愛用していることでも有名です。

ニューヨーク5番街のアイコン、ジュエリーブランド「ティファニー」

2023年1月現在本店は改装工事中。隣接するザ・ティファニー・フラッグシップ・ネクストドアで営業中
2023年1月現在本店は改装工事中。隣接するザ・ティファニー・フラッグシップ・ネクストドアで営業中

オードリー・ヘプバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』で、世界中に知られる「ティファニー」。2021年には、LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの傘下に入りました。ビヨンセやラッパーのジェイ・Zを起用するなど、新たなブランドイメージを作り出しています。

2023年1月時点で本店は改装工事中で、隣接するザ・ティファニー・フラッグシップ・ネクストドアで営業中。2023年前半にオープン予定です。

ニューヨークの有名デパートへ行ってみよう

見るだけでうっとり、富裕層が愛用する老舗超一流デパート「バーグドルフ・グッドマン」

クリスマス時期のホリデーウインドーでも有名
クリスマス時期のホリデーウインドーでも有名

ファッション・デザイナーが「バーグドルフ・グッドマンに自分の服が並ぶことが目標」と憧れる、一世紀以上の歴史をもつ超一流デパート。ジャクリーン・ケネディーやグレース・ケリーなど時代を築いたセレブたちによってスタイルを作り上げられた店内は、選び抜かれたものだけが並んでいます。

アメリカの高級デパートチェーン「サックス・フィフス・アベニュー」

店名のとおり5番街店が旗艦店(フラッグシップショップ)
店名のとおり5番街店が旗艦店(フラッグシップショップ)

1924年からある老舗デパート「サックス・フィフス・アベニュー」。ニューヨークでは、このデパートといえば良家の人たちがフォーマルなコートやドレスを買うイメージがあります。

なかなか簡単に買い物できる価格帯ではありませんが、店内を歩いているだけで優雅な気分になれます。ここぞ、という場面のために服やアクセサリーを買ってみてはいかがでしょうか。

日本でいえば伊勢丹?トレンドを意識した「ブルーミングデールズ」

クリスマス時期のホリデー・ウインドーの華やかさにニューヨーカーも足を止める
クリスマス時期のホリデー・ウインドーの華やかさにニューヨーカーも足を止める

日本でいえば伊勢丹がイメージに近い「ブルーミングデールズ」。トレンドを意識していることで有名なこちらのデパートには、さまざまなセレクト商品が揃っています。場所は5番街から東に行った3番街に所在します。

1階には"Daikanyama"という日本食レストランがあり、天ぷら、とんかつ、寿司などのメニューがありますので、滞在中、日本食が恋しくなった方はこちらへどうぞ。

ブランドものは欲しいけど予算が……というあなたはデパートのアウトレットへ

ブランドものが欲しいけど、ショッピングし過ぎて予算をオーバーしてしまった……という方には、各デパートのアウトレットがおすすめ。最新の流行商品はありませんが、憧れのブランドものを手にするチャンスです。

サックス本店のすぐそばにある「サックス・オフ・フィフス」

サックス・フィフス本店のすぐ近くにあるアウトレット
サックス・フィフス本店のすぐ近くにあるアウトレット
  • エスカレーターで下った地下階にある

    エスカレーターで下った地下階にある

  • グッチのバッグも値下げ

    グッチのバッグも値下げ

  • ブランドにより値引率は変わる

    ブランドにより値引率は変わる

サックス・オフ・フィフス

サックス本店から至近距離にある「サックス・オフ・フィフス」。ブランド品が多く、また靴売り場が広いです。最新流行の商品ではないので、流行に左右されないベーシックなアイテムがおすすめ。

英語名
Saks OFF 5TH
住所
125 East 57th Street, New York, NY 10022
営業時間
月〜土 10:00 - 21:00、日 11:00 - 19:00
公式サイト
https://www.saksoff5th.com/

5番街以外にもまだまだある!デパートのアウトレット

5番街ではないですが、マンハッタンにはほかにもデパートのアウトレットがあります。どちらも5番街から遠くない便利な場所にあるので、時間が許せば足を延ばしてみてください。

ブルーミングデールズ・ジ・アウトレットストア

筆者のお気に入りのアウトレットです。地下鉄72丁目駅(ブロードウェイ)のすぐそばにあり、店舗がガラス張りで明るく入りやすいです。価格はお手頃で、大き目サイズが多いアメリカでは珍しくSサイズが揃っていることが多いです。(身長165cmの筆者は基本Sサイズです。日本でSサイズの方はXSサイズがオススメ)。

ブルーミングデールズオリジナルのかわいいトートバッグやマグカップなどの小物はおみやげにもよさそう。レディースの激安セールは2階の一番奥ですので、お見逃しなく。筆者は定価110ドルのウール地風ストレッチパンツを24.99ドルで購入しました。

  • 地下鉄72丁目駅(ブロードウェイ)のすぐそば

    地下鉄72丁目駅(ブロードウェイ)のすぐそば

  • 日本人好みのデザインやサイズが揃っている

    日本人好みのデザインやサイズが揃っている

  • おみやげにぴったりのブルーミングデールズのオリジナルトートは定価の30%引きとお得

    おみやげにぴったりのブルーミングデールズのオリジナルトートは定価の30%引きとお得

英語名
Bloomingdale's Outlet Upper West Side Outlet
住所
2085 Broadway, New York, NY 10023
営業時間
月〜土 11:00 - 20:00、日 11:00 - 18:00

メイシーズ・バックステージ

ヘラルドスクエアのメイシーズ本店の最上階に、2022年5月にオープンした「メイシーズ・バックステージ」。正規価格で売っている本店の最上階で、在庫処分品を売る感覚はアメリカならでは(笑)。クイーンズ区やブルックリン区にもあります。

英語名
Macy’s Backstage Herald Square
住所
151 W 34th St. New York, NY 10001
営業時間
月〜木 10:00 - 21:00、金・土 10:00 - 22:00、日 11:00 - 21:00

まとめ

世界で最も賃貸価格が高いといわれる5番街。ここでのショッピングは、きらびやかで高級な雰囲気にテンションが上がります。ちょっと見るだけ……のつもりが、いつの間にか両手にショッピングバッグを抱えてしまうかもしれませんね。

5番街周辺では、ハイブランドだけでなく、手が届きやすいアウトレット商品のショッピングも楽しむことができます。予算に合わせて、ぜひ街歩きを楽しんでみてくださいね。お待ちしています!

TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO: Hideyuki Tatebayashi
*Do not use images without permission.
監修:地球の歩き方

※掲載情報は2023年1月時点の情報です。事前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。撮影写真は2022年12月当時のもので、店舗はクリスマス仕様であり、通常とは異なります。

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

【記載内容について】

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